毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
私の好きな絵本の楽しみ方
20数年前、
本屋さんの絵本コーナーで手にとって、一瞬でこころ奪われたページでした。
見開き右がこのページで、左ページには、この女の子が眺めている風景が描かれ
ているのでした。
雨の日です。
寝室でしょうか・・・オフホワイトでまとめられたベッドと枕( クッション? )
のカヴァーはコットンかな。コットンだとしたらキャンバス地か、番手の高いブ
ロード生地か、はたまたシーチングでしょうか。
壁に掛けられた額縁もオフホワイト、きっと光沢のある塗装を施してあると思う。
黄みがかったグレーのマットを挟んで、中の絵はどんなものだろう。
この部屋に合う淡いトーンの作品・・・見えている左下のはじっこ部分は雪?
100年くらい前のビルディングの大きな窓の枠は、鉄製でしょう。
肘をつくことができる桟があるのが何ともよいのですよね。
床は、グレーの絨毯敷きでしょうね。柔らかく足音を吸い込みます。
小さな女の子。
ピッタリした黒のセーターに、黒のチェック柄のスカート、バーガンディ色の
タイツ、グレーの室内履き。赤茶の髪の色。
その横に丸くなって寝ているのは、つやつやした毛並みの、いかにも愛され
ている黒のダックスフントくん。
手前には丸いテーブルがあり、ベッドやクッションと同じ色調のオフホワイト
のクロスが掛けられていて、黄水仙が生けられたシンプルなガラスの花瓶。
落ち着きのあるシックな室内。
この部屋と、この子の全てが、完璧に引き立て合っているのでした。
「 あめのひに まどのところで あめをみるの
あめが あとからあとから やってきて
こんにちはって まどを たたくのよ
それから つーっと すべっていくわ 」
シャーロット・ゾロトウ作、エリック・ブレグヴァド絵 / みらい なな訳
童話屋 『 いまが たのしいもん 』
暮らしの細部の表現を、ワクワクしながら眺め入るのは、子供の頃からずっと
変わらない私のとても好きなことなのです。
夜は、そろそろ風や空気がひんやりとしてきました。
本や画集、写真集を抱えてゆっくりと眺める時間が戻ってきましたね。
ひとページ、ひとページと、じっくり自分流に楽しむ豊かな時間。
秋が始まったようです。
明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。
週末は、ワインとパン、
そしてちょっとしたアテがあるともう言うことないけどなぁ( 笑 )
明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を
お待ちしております!!
グラハム粉の丸いプチパン
1個 150yen