どんぶり



和食器なのですが、和のイメージを超えて現代の日常の食事に添うことのできるデザイン

に作られていることに感心する器です。


厚すぎず、薄すぎず。

程の良い丸み。

糸尻は無しで。

斑入りの味わい。

グレーと内側のクリーム色の色合いの良さ。

釉薬と炎による窯変、景色あり。

堅牢。


インスタントラーメンに、大きさが調度いいです。

親子丼の卵色と葱の緑が映えるでしょう。

根菜のシチューもほっくりと馴染みます。

食べ盛りくんには、ご飯山盛りで、おかわりの手間が一回くらい減るかしら。

陶器ですが、レンジ大丈夫なのです。遅くまでお仕事の人の夜食は、盛り付けておいて

温めるだけ、もできます。

何よりこの色と形、私はとても好ましいと思い続けているので、結婚のお祝いの品を・・

とのお問い合わせには、必ずこのどんぶりもお薦めしています。

センスを感じさせるシンプルさを持つどんぶりが世には少ないようですので。

ただテーブルに置いておいても違和感がなく、

文句なしに使い易くて、存在感があるけれど静かな佇まい。

そんなどんぶりをお探しではありませんか?





どんぶり
大丼 直径165 高さ80mm 1000cc 2520yen
小丼 直径140 高さ72mm 610cc  1890yen
美野赤土/唐津釉













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なんというこの色!




枯れきっているものの色に、とても心惹かれるのです。

木、草、野菜、果物、土、風景、花。

枯れるということは、以前は水分があったということで、

水分があったということは、命があった、ということ。

命が去って、去りきって、水分が循環しなくなって、空気に晒され、

命が踊っていた頃の溌剌とした色彩がとび始め、変化してゆき、

最終段階、もうこれ以上の変色はないという極まった状態に至った、その色。

人為では決して出せない、命尽きた後の孤高の色。

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