毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
お豆のペースト、その名は 「 フムス 」
大料理、っていうものでもなく、かといって、常備菜の地味さや、お袋の味的な
おなじみの慣れもなく、どこかこう、、ちょっとしゃれてる、と思っている私は、
このところずいぶんと気に入って、切らさないように作り続けているのでした。
まず、乾燥豆を一袋、ざーっと鍋にあけて、水をじゃーっと注ぎ、
お豆たちを水風呂に一晩入れておきます。
翌日、火にかける。
吹いてきたら、蓋を斜めにして、柔らかくなるまで煮る。
水が足りないようだったら、適当に足しまして、お豆たちが、おおーういい湯じゃ
もっと芯まで行っちゃうほどに、もっともっと煮ておくれー、と騒ぎ出すと、
あいよっ了解!! と返事して、ぐりぐりと彼らを混ぜてやります。
途中何度か、つまんで食べてみて、豆たちの希望通り、芯まで柔らかくなった
なら、豆の地獄風呂療養、終了。
さて、茹で上がった豆、すぐに次の作業にいってもいいし、忙しい時は、
一旦常温までさまして、茹で汁ごと冷蔵庫に入れておいてもいいそうです。
10日くらいはもつ、と、豆の袋に書いてありました。
汁ごと冷凍するのももちろんOKですね。
お次の作業は、擂り作業。
これがまた、新鮮なのだ。 マシーンを使ってもいいのでしょうが、うちには
ないので、登場するのは、昔ながらの擂り鉢。すりこぎ。
水を切ったカップ一杯の茹で豆、
市販の擂り胡麻ペースト ( 白 )、
ポッカレモン ( 生レモンを絞るときっと素晴らしいだろう )、
塩、
胡椒、
オリーブオイル、
にんにく ( 好みでいくらでも。 最近の私は入れない )
以上を擂り鉢に投入し、すりこぎにて、ぐりっ、ぐりっ、ごりごりっ、ぐいぐい。
分量は、適当に。擂り胡麻ペーストとオリーブオイルはややタップリ目、あとは、
味見をしながらちょろちょろと、、もっとしょっぱいほうがいいかな、塩ぱっぱ。
ペースト的な状態になったら出来上がりなのです。
擂り鉢作業、おもしろいです。 すりつぶす時の感触がなんとも気持ちいいし、
素朴な道具を使ってこしらえる、その事自体が気持ちの良いものなのです。
出来上がったお豆ペースト自己流を保存容器に詰め、へらとすりこぎに付いている
ペーストを指でぬぐって舐めつつ、道具を洗って、以上で終了。
ほっこり、まったり、おいしいいいー!! のです。
健康感も上々の食べ物だと思います。
このペーストを、朝食のパンにたっぷりと塗って食べておりますが、
セロリやきゅうり、大根、にんじんなどのスティック野菜にもとても合うらしく、
また、ちぎりキャベツにのっけてパクリ、もとても合うらしく、
サンドウィッチに野菜類と一緒にはさむのも大変よいらしい。
また、ハーブとか、薬味的なものを混ぜ込んでも美味らしい、です。
『 すずらん鞄 』 多田さんがそうおっしゃってました。
何を隠そう、このお豆のペーストのレシピは、元々は多田さんのテキトーレシピ
( ご本人曰く ) を伝授していただいたものでして、私のところで更なる
テキトーバージョンアップを果たし、今に至っているのです。
本名は、「 フムス humus 」 という中東の国々の料理なのですって。
フムスは、ひよこまめ ( ガルバンゾ )を使うそうですが、多田さんは、何豆で
もいいです、何豆でもおいしいですって教えてくれたので、
最初は大豆、次はひたし豆 ( 緑色の豆でした、初めて食べた ) で作りましたが
大差なくおいしく、昨晩、いよいよ手に入れたひよこ豆でやってみましたが、
こちらもおいしく、つまり、あずきや黒豆じゃない限り、豆の味って、
どれも同じか? という気すらしております。
私も多田さんと同じく、毎日食べるから、自分がおいしく思えればそれで良い派
なのですが、機会があれば、本物の味、もしくはプロの味も食べてみたい、かナ。
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