レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

『カルバニア物語』17巻 今月買うコミックス予定

2017-09-01 06:20:05 | マンガ
 今月出るコミックスでの購入予定は
『軍神ちゃんとよばないで④』『北斎のむすめ。②』『アド・アストラ⑫』『きのう何食べた?⑬』『聖おにいさん⑭』歴史もの率は高い。


 先月出た『カルバニア物語』は17巻。
 再会した母とその現家族との交流を味わうタニア、コンラッド王子との仲も少し進展。あいかわらず根性の悪そうなナジャルと、その傍らでそれなりに前進しているアナベル。
 最後に置かれた『女の子あれこれ』、初の女王、初の女公爵が美貌だけでなく優秀さでも評判なので、カルバニアの女たちにとってはもはや「きれいなだけじゃだめ」の風潮が高まっている。女はきれいならば幸せになれる、そう思いこんでいるリンゼイ・パクスタンは、周囲の友人たちが勉強したり職業につこうとする状況を理解できず、美貌の寵姫(ということにしてある)アナベルに悪意なく暴言を吐いてアナベルは激怒する。
 『アデライトの花』1巻に出てきた、かわいいからと無知なままでいたメイドのマージが悲惨な結末を迎えたが、共通テーマがこちらではコミカルに扱われている。
 まあ実際「寵姫」なんて美しさだけで務まるものでないことは歴史も証明していると言える。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする