レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

ヴォレヌス生きててもいいかも

2010-06-12 11:52:20 | ローマ
 HBOのドラマ『ローマ』が、ミステリーchとかいう、主にヨーロッパのミステリーを放送する局で12月~5月に放映されていた。私は今回、15回以降を、3人組の登場場面にほぼ絞って見ていたけど、最終回は少しゆっくり見た。
 続編の製作計画はあり、脚本はできているというこのドラマ。本編から4年後で、架空主人公の二人はまた出るという。死んだヴォレヌスが生き返るのはナンだな、と思っていたけど、見直したところ、確かに、ヴォレヌスは瀕死で子供たちのところに戻ってきてるが、そのあとは、プッロが「死にました」とオクタに言ってるだけなのだ。あの時点では、ヴォレヌスはカエサリオン連れて逃亡した身の上であったから、オクタに対しては死んだことにしておいたほうが無難である。それならば、実は死んでなかったという展開にしてもそう不自然ではないと思った。

 このまえ講義でギリシア神話に触れたとき、月の名前の由来にも言及した。ここはテストには出ないけどと言いながら、カエサルとその死後のひと悶着も説明した。そのあとで一人の女子学生が、このへん(オクタ)はまえに手塚治虫のマンガで読んだことがありますと言ってきた。  中央公論から出ていた手塚監修の世界史学習マンガの中の『大いなる理想』を知ってる人に意外なところで会った。私は当然、アレはローマ好きの間では伝説の名作、フィクション化しててもポイントは抑えてある優れものだと言ったのである。
 文庫化されてくれないかな~。 
 ムロタニツネ象さんによる世界史も、キャラが実物に似せてあるという点がわかりやすくて良い。ブックオフでローマの巻は持っているけど、こちらはいまでも普通に売られているのだ。
 
 これをローマカテゴリーに入れるのはシャクだけどもう一つ。
 よそでもタネにされていたNHK・BSハイビジョンでの『華麗なる宮廷の妃たち 第1回 クレオパトラ 美貌と知性は誰のため?』。私もハイビジョンは見られないので直には知らないが、つまらなかったという投稿を目にした。いずれは地上波でも放映されるだろうが。号泣ならぬ、激怒の準備が要るのかな、そうまでして見る必要もないんだろうな~。
コメント (7)
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