レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

2月の行事

2010-01-18 06:49:36 | マンガ

「2月はちょうど行事もあるし」
「豆まき?」
「バレンタインデーよっ! あんたたちそれでも女の子?」

 佐々木倫子『美人』(雁子&鴫子シリーズ)より
 ただしあまり正確な引用ではない。佐々木倫子作品、白泉社時代のものは『動物のお医者さん』しか文庫にならないのはヘンだ。どぶ医者(という略語が認められたわけではない)ばかりなんとも別のバージョンで出ているのに。 出してくれるならば小学館でもいっこうにかまわんよ、『ペパミントスパイ』、『忘却シリーズ』の完全版を出せ~~。

 16日に、「プリンセスGOLD」と「まんがタイムファミリー」(←本来17日だけど日曜で繰り上がり)の2月号を買った。たいていは数日で読むけど、珍しくその日のうちに読んでしまった。
 たぶん性別問わない、大人でも子供でもOKの4コマ誌である後者が、掲載作品3分の1がバレンタインネタなのに、少女誌であるプリGO(と私は略している)にほとんどないことに驚いた。現代日本のふつうのラブストーリーがほとんどない雑誌であることを改めて感じる。その点まんタイファミ(これも勝手に略)は日常型だし。
 いまの看板作品はなんだろう? 『エロイカ』がひっこしてきてしばらく経っていて、実質的に隔月連載なので、それが目当ての読者は確実に一定数いるはず。プリンセス本誌でよりもしっくりきていることは間違いない。
 『やじきた』がレトロに復活している。『アリーズⅡ』も既に長い。『花冠の竜の姫君』も続いている。
 わりに高齢読者狙いなのか、それなりに新規読者にもうけているのか。
 やっと復活してまもない『カンタレラ』、今月、アルフォンソ・ダラゴーナが刺客にあったところまで。次のコミックスが最終巻だということは、『バビロンまで何マイル?』と似たようなところまででENDマークになるのか?
 滝口琳琳『新・再生縁』  中華ものはやや苦手だけど、おまけにちょっとクセのある絵だけどこの作家のはむしろ読みやすい。
 このごろ登場がまばらになってるさちみさん、いまは平安朝もの。陰陽師たちに関わってしまう女房の元気さ、ゲストキャラの、キザなりに優しい貴公子や不器量で物語の才のある姫など、いい感じだった。
 安定して好きなのは『キウイケツキ ドラキウイラ』。
 TONOさん『砂の下の夢』はなぜ長いことご無沙汰なんだ!?
 
「まんタイファミ」の『教師諸君!』by駒倉葛尾 では、2月のイベントとして
「節分でしょ 豆でしょ 恵方巻きでしょ」 「チョコもですぜ」
「・・・・・・受験は?」
だった。
 トビラ絵(?)ではザッハートルテ等を食べている。本場ものは知らんけど、くそ甘いと言われるそれを少しくらい試してみたい。
コメント (2)
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