レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

ローマとBL

2008-03-23 07:05:37 | ローマ
「古代ローマ」BBSに載っていた新刊案内から。

4月22日刊行予定
●『ローマ、残照の記』 日本文芸社(KAREN文庫) 立花一樹・著 小島文美・絵 予価 \650<税込>
 美貌の貴族アリウスは、ある日親衛隊長セイヤヌスに操を奪われる。さらに監禁・調教・羞恥に震える様を幼なじみのルキウスに見られ--。

 ぎょっとする内容紹介だけど、BoysLoveジャンルでは珍しくもないのだ実は。
 アマゾンで検索してみたかぎり、作家もイラストレーターも名前が出てこない。「古代ローマ」の追加情報によると、97年に雑誌掲載の作品らしい。いまは書いてない作家なのだろうか。
 そういえば、Allan Massieの『ティベリウス』でも、ティベが命を救ってそばにおいているゲルマン人の若者(族長の子で奴隷に売られていた)が、セイヤヌスに卑劣な脅迫で辱められていた、ということになっていた。・・・まぁ、あやつならばいくらあくどい役どころにしたってモンクは出ない、という以前に、一部のマニアにしか知られていないだろう。ティベリウスは出るのだろうか。ヘタな絵でなければいいが。不健全なシロモノで面白くないのは救いがないからな。
 ローマものでBLは、マンガで『征服されざる太陽』があった。同人誌では、私の心をゆさぶった某小説を賞賛しまくりたいところであるが、作者がいまは別の方向へ行っているので避けておく。歴史もの+BLだと、二重に読者を選んでしまうので難しい。
コメント
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