レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

ケルンの大聖堂

2007-12-10 06:45:06 | ドイツ
「探検ロマン世界遺産」で、ケルンの大聖堂が取り上げられた。
ほんとにあれは、駅を出たとたんに目の前にそびえている、あの巨大な存在感は筆舌に尽くし難いものがある。
 13世紀に建設が始まって、16世紀に工事が中断、19世紀に再開して完成(ドイツのナショナリズムの高まりも背景にあった)という成り行きは、これまでにもいくつもの番組で見てきたけど、宗教改革が中断の原因だという説明は今回初めてきいた。「聖遺物」が呼び物だと言っていたので、なるほどその延長線上に「免罪符」もあったわけか、と思ってきいていたが、・・・ここでもルターは関わっていたのか。くそ、あいつのせいで募金が集まらないじゃないかっ!と恨んでいた人々も多かったろうな。(どうでもいいが、あれは幼少のころさぞかし可愛くなかったに違いない顔だ)
 現代アーティストによるステンドグラス、聖書に依らないデザインの作品は賛否両論だという。時代と共に変わってよい、という意見と、祈りの場にふさわしくあるべき、という意見が紹介されていた。 私は、少し遠目に見るにはきれいだけど、教会だからどこかそれらしい絵であってほしいと思う。--でも、下から見るにはわからないなぁ。次に見る機会があればオペラグラスでも欲しいところだ。

 ケルンといえば、町の建設者アグリッパの名も忘れないぞ!でも、ネロの母アグリッピナのほうが知名度高いだろうな・・・。
コメント
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