晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

ジャコビニ流星群観望会

2011年10月09日 | ☆星見隊
まもなくジャコビニ流星群観望会出発の時間です。

今回の観望会は久々の星見隊全員集合です。
ここで我が家の星見隊を紹介しておきましょう。

隊長:私
(子どもの頃夜中に突然起こされて父と見たベネット彗星がファーストライト)

正隊員:息子 高校生
(2006年のしし座流星群(*)をみてから星に興味をもつ。有能な助手でもあるが、
今は勉学と部活に忙しく助手は休職中。2009年中国で皆既日食を観測。(***))

正隊員:娘 大学生
(2001年しし座大流星雨の目撃者(*)。知っている星座はオリオン座のみ、は昔の話。
今はiPhoneアプリで88星座をすべて知っている(?)。新進気鋭のカメラマンでもある。
座右の銘は「やっぱりカメラはフィルムよね~」)

フリー隊員:妻
(庭で星を見ていると突然現れていつの間にかいなくなる。まるで彗星のような動きを
する隊員。今回も出発5分前に観望会参加を表明、まさに突発出現である。)

今回の観測地は泉岳です。出発は日付が変わって10/9、ラジオの時報がちょうど0時を
アナウンスしていました。泉岳までは約30分…、予定通り0時半前には観測地に着きました。

おっと、驚きです。たくさんの人がいます。ここは何度も来ていますが(
これだけ多くの人を見たのは初めてです。皆さん思い思いのスタイルで観望中です。

我々も早速準備です。子供たちはキャンプマットに寝袋、大人はチェアーです。
月齢11の月は山の端の向こうですが月明かりの影響で星はあまり見えません。

ソラノクラサは19.22です。第一極大は02時05分ごろなので待つことにしましょう。
今回は観望がメインなのでカメラはしばらく出番無しです。

それにしても空が静かです。散在流星もほとんど流れません。
ときおり流れるのは方向が真逆のオリオン座群と思われるもの。

オリオン群(*)は痕を残すタイプなので、小さな流星でも緑色のトレイル痕(*)が一瞬
残ってとてもキレイです。しし座群によく似たタイプの速い流星です。

ふたご座から飛びだす流星(ふたご座ε流星群?)も見られました。
こちらはトレイル痕を残さない微弱光点が超高速で移動する流星でした。
目撃は1個だけでしたが、なかなかキレイでした。

気をつけてみると流星にもそれぞれ特徴があって興味深く感じました。
それにしても、ジャコビニ群は流れませんね~。妄想が膨らむばかりです。

今年に限って極大が後ろにずれたのか~、と諦めかけたとき…、
その瞬間がついにやってきました。時間は02時10分です。

ふひゃ~、ついに見ました。美しいです。他の流星群とは確かに違います。
年末のこぐま座群(*)もかなりゆっくりですが、それとは全然違います。

ジャコビニの流星雨はどんな感じなのでしょう?見てみたいものです。
結局、私が見たジャコビニ群はこれひとつだけ…、

自称F1レーサー並みの動体視力と視野範囲を持つ娘は3個見たそうです。
いずれも同じような流れ方だったそうです。

極大年としての大出現は見られませんでしたが、十分楽しめた観望会でした。
めでたし、めでたし…、

気温が6度まで下がったので観望会は3時をもってお開きとなりました。

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