


こうのとり9号機(HTV-9)の暴露パレットは本来HTV-9に載せて大気圏に突入させるものですが、2018年10月11日のソユーズMS-10打ち上げ失敗でクルーがISSに到着しなかったため、その影響を受けてHTV-7号機が暴露パレットを積まないまま(photo)大気圏に突入。そこからズレが生じてこうのとり8号機がHTV-7暴露パレットを搭載して大気圏に再突入することになり…


こうのとりの最終号機である9号機がHTV-8の暴露パレットを搭載して大気圏へ突入したためHTV-9暴露パレットはISSに取り残されてしまいました。
こうして母船である「こうのとり」に戻ることのできなかったHTV-9暴露パレットは2021年3月12日に単独でリリースされましたが、制御用のスラスターを搭載してないので大気圏突入は自然まかせとなり、カテゴリー上はISSデブリとなりました。そのHTV-9暴露パレットが本日大気圏へ再突入します。








好条件通過があれば見たいところですが、直近の日本上空通過は14時39分頃のみのようです。



HTV-9暴露パレット(EP BATTERY)は大きさはそれほどではないのですが、重量があるので数個の破片が地上に到達するのでは…という予測があります。海上で大気圏突入が行われることを願うばかりですね。