早いもので、明日は大晦日です。
今年の「月齢1未満の月撮影ミッション」は残念ながら実現ならず…でした。
対象日が平日の場合は、仕事があるので夕方の撮影は限りなく不可能に近いですね。
「2016年細~い月撮影可能日一覧」 *月齢1未満の日は3回あったのだが、いずれも平日…。
新月時刻 日没時刻 翌日の日没月齢&高度
1月10日 10時31分 (16時36分) 1.3 13.397°
2月08日 23時39分 (17時08分) 0.7 7.779°
3月09日 10時54分 (17時40分) 1.3 14.784°
4月07日 20時24分 (18時07分) 0.9 9.228°
5月07日 04時30分 (18時35分) 1.6 15.889°
6月05日 12時00分 (18時59分) 1.3 9.031°
7月04日 20時01分 (19時06分) 1.0 3.438°
8月03日 05時45分 (18時46分) 1.5 7.187°
9月01日 18時03分 (18時08分) 1.0 4.397°
10月01日 09時11分 (17時21分) 1.3 8.134°
10月31日 02時38分 (16時40分) 1.6 11.258°
11月29日 21時18分 (16時19分) 0.8 7.364°
12月29日 15時53分 (16時26分) 1.0 9.331°
…で、月齢1未満ではありませんが、今日は「2016年細い月」を撮影するラスト・チャンス・デーです。
ということで、突然ですが、本日「月齢1.0の月撮影ミッション」を決行しました。
観測地は、以前月齢1.3の月を撮影した場所、西の空がとにかく広い、とある星見ポイントです。
本日の観測計画(日没16:26)
時刻 方位 コンパス方位 高度 月齢
16:26 236.6 243.6 9.2 1.0
16:36 238.2 245.2 7.6 1.0
16:46 239.9 246.9 6.0 1.0
16:56 241.5 248.5 4.4 1.0
17:06 243.1 250.1 2.8 1.0
*コンパス方位とは偏角を加えた見かけ上の方位
月齢1.0の月は日没何分後に見え始めるかのデータがないので
日没直後から月があるはずの位置を双眼鏡でモニタリングしていく。
撮影は、200mm望遠レンズ→BORG60 2×(600mm)→20cm反射望遠鏡(1000mm) の順で…
撮影可能時間は月が沈むまでの正味30分なので、3つの撮影機材はかなりハードなスケジュールです。
観測地は沼があるので夕方になるとたくさんの雁がねぐらに戻ってきます。
2016.12.30 16:39:43 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ(f105mm) ISO200 F6.3 1/60sec
日没から15分が過ぎましたが、月はまだ見えません。いや、見つからないだけで見えているのかもしれません…。この時間、高度は7°を下回る頃です。月は刻々と沈んでいきます。あせりは禁物です。もう一度方位を確かめて…。
お、おおっ…ありました! 発見しました! 双眼鏡では確認できますが肉眼ではまだ見えません。
とりあえず、撮影です。発見は日没から18分後、発見時高度は6.6°です
2016.12.30 16:44:04 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ(f200mm) ISO200 F6.0 1/30sec
ここで撮影機材をBORG60にチェンジです。肉眼では見えないので導入に時間がかかりました。
新月から24時間54分後の月(月齢1.0)
2016.12.30 16:47:47 BORG60 Powermate2× ISO400 1/80
雁と月
2016.12.30 16:49:03 BORG60 Powermate2× ISO400 1/80
月高度は6°を切りましたが、ここで20cm反射望遠鏡にチェンジです。
月齢1.0 撮影時高度4.8° 輝面比0.01
2016.12.30 16:55:38 SE200N D90 ISO400 1/60
新月から25時間03分後の月
2016.12.30 16:55:58 SE200N D90 ISO400 1/40
日没から37分後、高度は3.5°そろそろ限界です。
2016.12.30 17:03:24 SE200N D90 ISO400 1/13
高度3.0°大気の揺らぎで月縁がふにゃふにゃです。
2016.12.30 17:06:45 SE200N D90 ISO400 1/8
このあと奥羽山脈を越えてやってくる雪雲に隠されて見えなくなりました。
今年の「月齢1未満の月撮影ミッション」は残念ながら実現ならず…でした。
対象日が平日の場合は、仕事があるので夕方の撮影は限りなく不可能に近いですね。
「2016年細~い月撮影可能日一覧」 *月齢1未満の日は3回あったのだが、いずれも平日…。
新月時刻 日没時刻 翌日の日没月齢&高度
1月10日 10時31分 (16時36分) 1.3 13.397°
2月08日 23時39分 (17時08分) 0.7 7.779°
3月09日 10時54分 (17時40分) 1.3 14.784°
4月07日 20時24分 (18時07分) 0.9 9.228°
5月07日 04時30分 (18時35分) 1.6 15.889°
6月05日 12時00分 (18時59分) 1.3 9.031°
7月04日 20時01分 (19時06分) 1.0 3.438°
8月03日 05時45分 (18時46分) 1.5 7.187°
9月01日 18時03分 (18時08分) 1.0 4.397°
10月01日 09時11分 (17時21分) 1.3 8.134°
10月31日 02時38分 (16時40分) 1.6 11.258°
11月29日 21時18分 (16時19分) 0.8 7.364°
12月29日 15時53分 (16時26分) 1.0 9.331°
…で、月齢1未満ではありませんが、今日は「2016年細い月」を撮影するラスト・チャンス・デーです。
ということで、突然ですが、本日「月齢1.0の月撮影ミッション」を決行しました。
観測地は、以前月齢1.3の月を撮影した場所、西の空がとにかく広い、とある星見ポイントです。
本日の観測計画(日没16:26)
時刻 方位 コンパス方位 高度 月齢
16:26 236.6 243.6 9.2 1.0
16:36 238.2 245.2 7.6 1.0
16:46 239.9 246.9 6.0 1.0
16:56 241.5 248.5 4.4 1.0
17:06 243.1 250.1 2.8 1.0
*コンパス方位とは偏角を加えた見かけ上の方位
月齢1.0の月は日没何分後に見え始めるかのデータがないので
日没直後から月があるはずの位置を双眼鏡でモニタリングしていく。
撮影は、200mm望遠レンズ→BORG60 2×(600mm)→20cm反射望遠鏡(1000mm) の順で…
撮影可能時間は月が沈むまでの正味30分なので、3つの撮影機材はかなりハードなスケジュールです。
観測地は沼があるので夕方になるとたくさんの雁がねぐらに戻ってきます。
2016.12.30 16:39:43 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ(f105mm) ISO200 F6.3 1/60sec
日没から15分が過ぎましたが、月はまだ見えません。いや、見つからないだけで見えているのかもしれません…。この時間、高度は7°を下回る頃です。月は刻々と沈んでいきます。あせりは禁物です。もう一度方位を確かめて…。
お、おおっ…ありました! 発見しました! 双眼鏡では確認できますが肉眼ではまだ見えません。
とりあえず、撮影です。発見は日没から18分後、発見時高度は6.6°です
2016.12.30 16:44:04 NIKON D90 TAMRON XR DiⅡ(f200mm) ISO200 F6.0 1/30sec
ここで撮影機材をBORG60にチェンジです。肉眼では見えないので導入に時間がかかりました。
新月から24時間54分後の月(月齢1.0)
2016.12.30 16:47:47 BORG60 Powermate2× ISO400 1/80
雁と月
2016.12.30 16:49:03 BORG60 Powermate2× ISO400 1/80
月高度は6°を切りましたが、ここで20cm反射望遠鏡にチェンジです。
月齢1.0 撮影時高度4.8° 輝面比0.01
2016.12.30 16:55:38 SE200N D90 ISO400 1/60
新月から25時間03分後の月
2016.12.30 16:55:58 SE200N D90 ISO400 1/40
日没から37分後、高度は3.5°そろそろ限界です。
2016.12.30 17:03:24 SE200N D90 ISO400 1/13
高度3.0°大気の揺らぎで月縁がふにゃふにゃです。
2016.12.30 17:06:45 SE200N D90 ISO400 1/8
このあと奥羽山脈を越えてやってくる雪雲に隠されて見えなくなりました。