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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

夜空のバードウォッチング

2007年05月13日 | ☆星見隊
新緑がきれいな季節になりました。

風薫る5月はバードウォッチングの季節でもあります。

これはご近所でよく見かけるハクセキレイです。今日は家の前の木で
ウグイスも鳴いていました。ウグイスの鳴き声はすぐ近くで聞くと
あまりにも声が大きいので驚いてしまいます。

さて夜空に輝く星座にはどんな鳥がいるのでしょう。
夜空のバードウォッチングをしてみましょう。

春の夜空に見えるのはいたずら好きのカラスです。

うそをついたために白かった体を黒くされて、
言葉まで奪われてしまったカラスは春の夜空で
はりつけになっています。春の大曲線の終点が
からす座です。

夏の夜空には白鳥と鷲が羽を広げて飛んでいます。

白鳥といえばシベリアからやってくる冬鳥ですが
ギリシャ神話の世界では大神ゼウスが地上に降りるために
変身した姿。鷲も大神ゼウスが変身した姿です。
はくちょうは羽を広げた姿が美しいですが、
わし座は形をたどるのは難しいですね。

さて、こちらは冬の空に見える「はと座」です。

オリオンの南にあるウサギ座のさらに南にある
小さな星座です。アルゴ船から放たれたハトがはと座に
なったと言われています。

一説にはノアの洪水が治まったとき放たれたハトが
オリーブの枝をくわえて帰ってきたのでその様子を
星座にしたといわれています。

秋の星座では「つる座」と「ほうおう座」が見えますが
仙台からでは全体像は見えません。

仙台から見えない南天の空には
「きょしちょう座」「くじゃく座」「ふうちょう座」があります。
夜空のバードウォッチングで見られる鳥は9種類と言うことですね。


泉ヶ岳の星空

2007年05月09日 | ☆星見隊
天気は下り坂です。明日は雨模様のようです。
今日は星見隊のフィールドである泉ヶ岳の星空を紹介しましょう。

泉ヶ岳は仙台中心部から車で1時間弱のところにある標高1172mの山です。
スキー場のあたりから南東方向を見ると仙台の夜景がきれいに見えます。

南東方向はごらんのとおり光害の影響で星はあまり見えません。
こちらは北西方向にカメラを向けて撮影した写真です。

こちらは奥羽山脈がある方向ですので北西から北東にかけては光害のない、
きれいな星空を見ることができます。

写真を撮影した日は秋の天の川がくっきりと写りました。
よく見るとアンドロメダ銀河も写っています。

12月中旬に行った時は驚くほど空気がクリアで、こぐま座がはっきりと
小びしゃくの形に見えてそれはそれはきれいな星空でした。

しかし夜中だというのに人工降雪機がフル稼働しており、
満天の星空なのに目の前は猛吹雪という状況で‥(それはそれで
きれいだったのですが‥とてもカメラをセットする気にはなれませんでした)

夏場はノウサギやキツネなどが出迎えてくれることもあります。
泉ヶ岳は1年を通して楽しめるフィールドですよ。

北斗七星と春の大三角

2007年05月09日 | ☆星見隊
今日も晴れています。
しかし水蒸気量が多いのか透明度がよくないです。
2等星くらいまでは見えていますので親子で星見です。

頭上、高い位置には北斗七星が見えています。(↓写真は以前撮影したものです)

ミザールは肉眼でも分かる二重星です。
よく見ると、そばに4等星のアルコルが見えます。

今日の空ではよく見えないので望遠鏡で撮影してみました。
本日のテレスコープはBORG60です。

なかなかファインダーに入りません。バリバリバリ君がやってみたいと言うので
やらせてみたら、あっというまにミザール導入完了です。
いわゆるひとつのビギナーズラックでしょう‥

望遠鏡で見るとけっこう離れていることが分かります。ミザールは連星ですので
大きな望遠鏡で見るとミザール自体が分離して見えるはず‥です。

春の大三角も撮影してみました。

色の違いと明るさの違いが分かりますね。

おおかみ座 ケンタウルス座

2007年04月28日 | ☆星見隊
昨夜は明るい月がでていましたが、
天気がよかったので南天の空に
カメラを向けてみました。

2007.4.27 23:46 18mm 25秒 F5

南は仙台市の中心部がある方向なので
光害がもっとも大きい場所です。
今日は低いところにも星が写っています。
写っている星をつないでみましょう。

つないでみるとおおかみ座とケンタウルス座がうかんできました。
南天の星座たちです。どちらも仙台ではなじみの薄い星座です。

ケンタウルス座には全天で最も明るいω(オメガ)球状星団がありますが
仙台で見るのは難しいですね。
ケンタウルス座の下にはあこがれの南十字座がありますが
もちろん見えません。この日は高度6°以上で星が写っていました。
けっこう星が写っていたのには驚きです。デジカメの威力はすごいですね。

こと座κ流星群観測できず

2007年04月22日 | ☆星見隊
出発予定時刻の22時になっても外は雨‥
しかもどしゃぶりです。しかたありません。
観測は中止です。
こと座流星群は極大ピークが鋭いので明日晴れても
たぶん流れないでしょう。よって観測は終了です。

次の流星群は5月6日のみずがめ座η(エータ)流星群です。
予想出現数は1時間当たり10個程度(予想HR=10)
満月過ぎの月があるため条件としては「悪い」です。

その前に4月26日ごろおとめ座流星群が極大になりますが
こちらはランク的にはDランクとなっており、
こぐま座のCランクよりさらに下です。
一晩粘っても見られるかどうかというレベルです。

さて4月も下旬となりました。
夜半過ぎには夏の星座が東の地平線からやってきます。
その夏の星座たちを連れてくるのがヘルクレス座です。
ヘルクレス座には美しい球状星団M13があります。

2007.4.12 01:01 SE200N D50 直焦点 ISO1600 30秒 トリミング

球状星団と言えばM13といわれるほど有名な存在です。
まもなく夏の星座をウオッチングできますね。


こと座κ流星群まであと1日

2007年04月21日 | ☆星見隊
明日はこと座κ流星群極大日です。
さきほど観測地選定会を開きました。
選定委員は私とバリバリバリ君の二人です。
天気が悪そうなので観測地は近場に決定しました。

天候の状況によって
 の時 泉ヶ岳 
 の時 途中の田んぼ
 の時 自宅で待機 となります。

極大の時間が01時なので10時ごろ出かける予定です。
雨さえ降っていなければ曇っていても出発です。

2001年のしし座大流星雨の時も出かける時は小雨が降っていました。
1996年の百武彗星の時も始めは雲量9~10でした。
行ってみないとわかりません。天気は気まぐれですから。

↓下の写真は12月22日(金)にこぐま座流星群の観測に行ったときに撮影した写真です。

こぐま座流星群は1時間に数個しか流れない超マイナーな流星群です。
見られたら超ラッキーという願掛けに近い状態の流星です。

確かに流れませんでした。1時間に1個のペースでした。
結局、2時間観測して見えたのは2個でした。これでもラッキーだったのかもしれません。
となりにいたバリバリバリ君は1個も見られなかったのですから‥

気温はマイナス3度 03時ごろすべてのものが
凍り始めたので撤収開始です。最後の1枚に写っていたのがこの流星
でもこぐま座流星群ではありません。ただの散在流星です。

さて、明日は流星が見られるのでしょうか。楽しみですね。

星見録 その1「しし座流星群」

2007年04月18日 | ☆星見隊
今日も天気はくもりです。
しかも4月とは思えないほどの寒さです。

星見はできそうもないので今日は昨年の
しし座流星群のことを書いてみましょう。
2006年11月18日土曜日 22時頃 観測地に向かっていざ出発!

観測地は県北のとある沼付近。天気は快晴です。↑こんなきれいな空でした。
息子は初めて流星群を見るということで少々興奮気味です。
翌日は日曜日なので少々の夜更かしはOKです。
観測時間を01時から03時頃までと決めてました。

観測地に着いてまずすることはテーブルを設置して
いすを出してキャンプストーブでお湯を沸かすことです。
暖かいものを飲みながらの星見は最高です。

セッティングをしているとまわりの様子に
変化があらわれました。もやです。
どこからともなく現れどんどん近づいてきます。
このときの様子は息子のブログバリバリバリ君の広場をご覧ください。

2時ごろからたくさん流れ出したので流星が写っている
写真を撮影しようとかなりがんばったのですが、
カメラを向けていないところで必ず星が流れるわけで‥

バリバリバリ君が寝袋の中から「こっちにきていっしょに見ようよー」
とよんでいるので撮影はやめて二人で地面に寝そべって
じっくりしし座流星群を楽しみました。

しし座流星群はいつ見てもきれいですね!

こと座κ流星群まであと5日

2007年04月17日 | ☆星見隊
こと座κ流星群の極大日が近づいてきました。
週間天気予報によると22日夜の天気は曇り時々雨です。
天気が悪いときは近場での観測になりそうです。

こと座流星群の特徴は
①痕をともなう明るく速い流星が多い
②ここ数年HR10前後の安定した出現を見せている。
③観測可能時間は22時ごろから03時ごろまでの5時間
④今年の極大は23日01時、月明かりがなく好条件

4月22日22時頃には東の地平線からこと座が昇ってきます。
図は流星の経路を示すため流星の出現頻度を200倍にして表示してあります。
このような流星が見られるといいですね。

こと座にはM57リング星雲があります。

ドーナツ星雲とも呼ばれています。こと座の1等星ベガは織姫星なので
彦星から織姫に贈られたエンゲージリングともいわれています。

うみへび捕獲成功!

2007年04月16日 | ☆星見隊
ついにうみへびの捕獲に成功しました。

2007年4月11日23時03分
うみへび座が姿を現している時間です。
6等星まで見えている空なので肉眼でうみへび座を
楽にたどることができます。なんなく撮影成功です。

2007.4.11 23:03 NIKON D50 Fisheye 10.5mm F2.8 露出60秒

しかし、気になることがあります。
うみへびの心臓付近に木立があり、アルファルドがよく見えません。
木の枝や幹のかげになっているのかもしれません。

もう一つ気になることが‥
シッポの先にある星が光害で確認できません。

写真を拡大して確認しました。

奇跡的に写っていました。
では、シッポはどうでしょう?

光にうもれることなく、かろうじて写っていました。

ミッションコンプリートです。

この写真を息子に見せたところ
「おーよくやったね」とおほめの言葉をいただきました。

スカイクオリティメーター

2007年04月13日 | ☆星見隊
4月11日は夕方からきれいに晴れ上がり
星見に最高の条件となりました。

こと座流星群観測地の下見をかねて
星見に出かけることにします。(息子も行きたかったようですが
平日なので休みの日に連れて行くことを約束して一人で出かけ
ました)場所は薬莱山方面。

今日は夜空の暗さを計測するための秘密兵器
スカイクオリティメータ(SQM)を持参しました。

SQMはワンプッシュで夜空の暗さを数値化してくれます。
月の出てない日に自宅庭で計測すると数値は17.25です。
これはなんと満月のときの夜空の明るさです。
仙台では毎晩、満月が出ているような夜空ということになります。

薬莱山近辺はさすがに星がきれいです。SQMを空に向けて
ピッとボタンを押すと計測中を示す断続音が聞こえます。
なんでも暗い空ほど計測に時間がかかるようです。


7秒後にやっと数値が出ました。なんと21.05です。
驚きました。この数値は初めて見ました。
どうりで星がきれいなはずです。南東方面にやや光害が
ありますがそれ以外は合格点です。
ここを流星観測の候補とすることにしましょう。