駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

等閑視できない異常気象

2014年10月23日 | 自然

                   

 三日続けての本降りで今日はズボンの裾を濡らして出てきた。何という天気なのだろう。患者さんには農業や漁業の方もおられ、天気の話題になると「こんな年はない」、とか「今年は特別、比べられない」と言われる。それだけ並外れた気候なのだ。この十年くらいなんだか変だなあと思っては来たが、地球温暖化が早まったのか、季節感が失われてしまった。

 北国は温暖化で宮沢賢治の心配ももはや杞憂、北海道の七つ星はコシヒカリを押しのけそうな勢いである。良いことばかりではなく、極地の氷が溶けて水位が上がり、国土が失われそうな南太平洋のキリバスやツバルは真っ青である。

 気候相手ではどうしようもないようでも、対策を建てることは出来る。直接の被害者は居らず、天気が相手じゃと騒ぐ人が居ないからと等閑視してはなるまい。最重要課題だと思う。税金が増えるのに抵抗すると同じように、否それ以上に税金の使い道を問題にしたい。観劇うちわ問題もいいが、それよりも税金が妥当に使われているかを問題にしたい。

 市民オンブスマンがスポンサーになって、民放で税金の使われ方を説明する番組をやれないものか。納税者は税金の使い道に無関心すぎると感じる。予知できない地震予算よりも、予知できる崖崩れや水害対策をと思う。

 

コメント
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