駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

流れを見極めよ

2010年05月31日 | スポーツ
 岡田ジャパンは強豪イングランド相手にまずまず善戦し、一縷の望みを繋いだ。阿部を中盤の底に置いたこと、長谷部をキャプテンにしたこと、中村俊輔を外したことの効果があった。 
 阿部はサッカーテクニックに優れ守備能力が高い。フィードがもう一つだがそれに開眼すれば守備の要だけでなくティームの司令塔になれる。長谷部の性格を知らないが、人望と責任感があればティームをまとめられるだろう。
 中村俊輔は今のスタイルメンタリティではワールドカップでは通用しない。遠藤も似たような問題を抱えており、頭を切り換える必要があるが、果たして出来るだろうか。岡田監督と違いこの二人の出来の悪さは、コンディションの問題だけではなく、プレースタイルとメンタリティにあると思う。
 サッカーは絶えず動いており、一試合の内に何度か流れが変わる潮目がある。それを見極めて変化する能力がなければ日本は勝てない。各自がそれを感じ、リーダーの指示によって柔軟に変化する組織力を身に付けて欲しい。日本人はそうした能力を元々持っているので短期間に可能なはずだ。
 サッカーの醍醐味は試合の流れを読んで、地力で劣るティームが大物を倒すところにある。試合が始まれば、監督は試合をコントロールできない。唯一の介入は選手交代、誰を何時、そこに監督の能力が現れる。
 冷静果敢な熱血漢、川島を応援する。
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不明を恥じる

2010年05月30日 | 町医者診言
 私は鳩山首相と岡田武史監督を多くのマスコミの酷評に抗して、最後に力を出すと期待し評価してきた。
 しかしながら、どうも鳩山首相を買いかぶっていたようで、自分の不明を恥じる。要するにリーダーの資質がなかった。自ら手を下さずとも難局を切り抜けて行く調整型のリーダーは人を見抜いて使う力があるものだが、それもなかった。鳩に象徴されるように平和な時代の坊ちゃんだったのだろう。単に守りに強いとか反動力だけに優れるのは頑迷というべきもので、それだけでは道を切り開くことはできない、このままでは傷が深くなるばかりだ。身を捨てて浮かぶ瀬を見つけるのが今の使命だと申し上げたい。政権交代によってなしえたことがいくつかある。その芽を摘むようなことはなんとしても避けて欲しい。
 
 もう一方の岡ちゃんはどうか。どうも胆力が足りないようだが、本番前なので、まだチャンスはある。イングランド戦に見違える展開を期待している。善戦すれば可、引き分ければ良としたい。
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独逸語

2010年05月30日 | 
 私は努力の甲斐あって英語の読みは殆ど不自由なくできる。書く話すもまずまずできる。勿論、それは専門書の話でNew England Journal of Medicineは読めてもTimeを読むには辞書が要るし苦労する。そして医学生の頃は辞書さえあれば難解な独逸語の本も読むことができたのに、今は残念ながら殆ど忘れて仕舞った。
 今回、ウイーン、ブダペストへ行って独逸語が話せればなあと痛感した。
 病気に関する独逸語は今でも憶えているので、私は頭が痛いとかは云うことができるが、相手の返事がわからなくて困るので使わない。
 私は外国語が話せるというのは相手の言うことがきちんとわかることだと定義している。フランスへ行った時、いくつかの文章を覚ておいたので、ホテルで使ったところ通じたのはいいが、相手の返事の内容が分からず往生した。相手はちゃんとおまえはフランス語をしゃべったのに、何でわからないんだと呆れた顔をしていた。
 今度行く機会があれば、古く硬くなった脳味噌にどれくらい詰め込めるか疑問ではあるが、ドイツ語の基本単語を覚えていって、文章でなく単語を連発して会話を試みてみたい。片言の単語であれば相手も手加減して、身振り手振りと工夫してくれるだろう。
 六十を過ぎて自分にはラテン志向があまりないのに気付いた。褒める人が褒め、雑誌の特集がしばしば組まれるイタリアがどうも合わない。ミラノ駅で掏摸にあったせいでもないと思うが波長が違うらしいのだ。家内はどう感じているか?あと何カ所行けるかわからぬヨーロッパ、今度も東ヨーロッパに行きたい。東ヨーロッパでは独逸語がかなり通じるのだ。以心伝心とは云うが、見知らぬ他人では言葉に遠く及ばない。
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異常気象も続けば

2010年05月28日 | 身辺記
 今朝はいつか見た懐かしい夏空だったのだが、風が冷たく、なんだこれはと思いながら玄関を出た。詳しくは知らないが、殆どの生物は日照時間で季節を感知しているのだと思う。そのため、そろそろ五月だなと花を咲かせた果物が、今年は思わぬ冷気で相当数凋んでしまったと聞く。小規模で地元用の桃や梨を作っている兼業農家が患者さんに居るのだが、今年は駄目だあと苦笑いしている。
 将棋のプロが成績が悪く、今年は調子が悪い、どうも調子が出ないなどと云っていると、陰で実力が落ちたんじゃないのと云われる。それと同じで、異常気象も続くと、それが当たり前になりそうで恐い。
 迷言を連発する首相も、国民側に慣れが生じたか支持率低下が下げ止まっているようだ。尤も、この辺りはイエロージャーナリズムの質の悪いところで、叩きがいがなくなって、手を弛めたのを調査結果に出したのかもしれない。
 可愛さ余って憎さ百倍ということはないのだが、お坊ちゃんを露呈した鳩山さんには身を捨てて浮かぶ瀬を捜すのが、次の任務になったと申し上げたい。
 暑くなりましたが合い言葉の季節に、暑いんだか寒いんだか分かりませんねと云いながら、もうすぐ六月だ。ワールドカップを楽しみにしている。根っからのサムライブルーファンとしては諦めず、岡田ジャパンに一勝をと念じている。
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岡田監督への助言

2010年05月27日 | スポーツ
 岡田武史監督はW杯日本代表支持者の助言に耳を傾けよ。為にする批判は無視すればよい。今からでも変わることは出来る。
 中村俊輔は起用しないこと。遠藤もデンマーク戦のみ先発の可能性を残し、カメルーンオランダ戦は中村憲剛を使い、稲本を先発させること。内田を使う時は守備が不十分なのを織り込むこと。
 サッカーでは走りながら考える事が出来なければ絶対にトップクラスに成れない。フィールドの中のリーダーが必要。中沢に大声を出させろ。前線は本田に仕切らせよ。韓国戦も失点後試合中に直ぐ布陣と動きを変えれば、引き分けには持ち込めた。浮き足だったため無様に負けた。
 中村俊輔は暗くブレーキになるので今回は使わない。十年W杯のために・・などという世迷い言に目眩まされては駄目。
 今までの積み重ねと拘りを捨てなければ勝てない。プレスは後ろからでは効かない。遅いパス(判断と球速)は無効、中村俊輔や遠藤のパスはW杯では通用しないのに気が付かなくては。それを韓国は教えてくれた。
 見違える布陣が必要。中村俊輔と遠藤を先発から外す決断ができるか。できればまだ五分の目がある。
 稲本と中村憲剛を使うこと。
 岡崎、森本どちらか一人。大久保、玉田どちらか一人。
 バックパスは厳禁、パス道が見えなければどちらか空いているコーナーを狙って蹴って競らせる。バックに球を追わせればサイドは五分に競える。
 あとは命がけで戦うだけ。 伊達を見習え!
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