
トランプ関税発表直後、証券アナリストの多くは米株価は下がるが日本株の下げは大きくない、35000円で底だなど色々勝手なことを言っていた。ところが、株価は下げ続けて大きく下落した。一体どこが専門家なのだろう。確かに明日のことはわからないのだが、わからなさにも専門性があると思っていたがトランプが相手では考えても分からないということか。
トランプの関税は単なる脅しで、米株価下落を気にするから実際には高い関税は掛けないと言われていたが、現実は株価暴落もなんのそのしばらくすれば回復する我慢しろと突っ走っている。
トランプ自身は意図も予期もしていなかったと思うが、パンドラの箱を開けてしまった。アメリカには頼れないアメリカは信用できないというパラダイムシフトが起き始めている。日本の政治家も経済人もまだそこまでは考えていないようだが、カナダ、メキシコ、ヨーローッパの動きはアメリカ抜きを考え始めている。アメリカ国内でもトランプ支持派対トランプ支持やめた派と元々非支持派で分裂が起き始めている。外からご注意申し上げたいが、トランプを支持しようとしまいとトランプは格差を拡大する。トランプがもたらした世界的混乱に日本はどう対処するか、石破ではなく日本人の鼎の軽重が問われている。