駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

六月が終わる

2010年06月30日 | 身辺記
 梅雨のある日本では六月は鬱陶しい季節だ。ジューンブライドと聞いて何でこんな季節にと思ったが、ヨーロッパには梅雨がないらしい。
 湿気が多く不快ではあるが梅雨に親しんで生きてきたので、雨に濡れた木々の緑や道ばたの紫陽花を愛で、梅雨の合間の青空を楽しむことが出来る。
 一年の半ばが過ぎたボーナス支給月でもあり、十二月と共に赤字になる月だ。収入は頭打ちだがボーナスは例年通り少しアップして支給した。ボーナスを弾むことは実は微かな喜びでもあるのだ。男の中に潜む保護者感覚や放出快感に繋がっているのかも知れない。そうした解釈はさておき、何よりも良く働いてくれたことに対する感謝のメッセージだと思っている。

 暑苦しいさなかに相変わらず不毛のいがみ合い選挙戦で、岡田ジャパンを見習えと言いたくなる。公約がどう扱われるかに注目したい。政治家は約束したことに責任を持たねばならない。もしそれを違えるなら本当に成る程と思える理由を提示することだ。針小棒大で騒ぎ立てる軽挙妄動の安直ジャーナリストに惑わされず、真贋を見極めたい。信頼できる政治家は投票という有権者のメッセージで育てられる。
 岡田ジャパンの健闘は岡田武史と選手スタッフ全員、揺るがぬサッカー協会幹部そして、揺るがなかったサポーターの賜なのだ。
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念力足らず

2010年06月30日 | スポーツ
 念力が足りなかった。残念。パラグアイは強かった。
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念力を送れ

2010年06月29日 | スポーツ
 介護老人の担当者会議に出席、話の長いケアマネをみんなで睨み付けて9時半解散、飛んで帰ってきた。
 サッカーの醍醐味を堪能させる手に汗を握る試合になると思う。公平公正な審判であることを祈る。
 点が取れることは確実、たぶん二点(大久保、本田)。何処まで守りきれるか。これから念力を送る用意を調えてテレビの前に座る。頼むぞ川島。
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気懸かりな菅の限界

2010年06月29日 | 政治経済
 鳩山、菅と所謂理系の総理大臣が続いている。文系理系という単純で型に嵌める分類は不十分なものと考えているが、戦後大学で理数系の訓練を経て科学的な素養がある総理大臣は居なかったので、この二人のそうした背景が何か新風をもたらすのではないかと、理系という視点からも観察してゆきたい。
 鳩山さんの場合は科学的素養よりも坊ちゃん育ちが前面に出てしまい、理系の強みや良さが生きることなく消沈してしまったのは遺憾だった。
 菅さんは未だ一ヶ月足らずで、しかも参議院選挙の結果も出ていないので、まだ評価は難しいが気懸かりはある。それは鳩山内閣の幹部であったのに、非連続性が際立つことだ。官主導の財政再建路線を目指す大企業減税消費税導入を言い出した。なんだか馬鹿呼ばわりした霞ヶ関が一枚上手で**賢く、その論理に取り込まれたかのように見える。論理に破綻がなければ、成る程どとなるのが理系頭なのだろう。無理を通して道理を引っ込ませる厚顔の政治力をちゃんと備えているだろうかと心配になる。時にはそうした大鉈を振るえなければ、既得権のしがらみは断ち切れないからだ。
 理工系の論理には条件が付く事が殆どで、しかも分野が違うと擦れ違うことも多い。理工系の仕事だけをしていると、広い視野と人間の歴史に対する理解教養が欠けがちのように思う。後半生を政治の世界に生きてきた菅さんはそんなことはないのかもしれないが、広い視野と教養に裏打ちされた強さを内に秘めていることを期待しておきたい。
 実は裏切られそうな予感がそこはかとなくするのだけれども。
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アメリカ、イングランド共に敗れる

2010年06月28日 | スポーツ
 ちょっと応援していたアメリカがガーナに敗れた。アメリカのサッカーは中央が弱い。中央が弱いとサイドが生きない。まだ伝統の厚みがないということだろうか。
 イングランドがドイツに敗れた。誤審のノーゴールで流れが変わった。イングランドの悪い癖で焦りから勇敢だが単純という負の螺旋に落ちていった。
 技術戦略と勇猛果敢も大事だが、紙一重を破るのは冷静沈着な胆力なのがわかった。ガーナのギャンの一瞬溜める冷静さがゴール枠を捉えた。本田にはその胆力がある。しかもティームに溶け込む寛容(内助の功か)も持っている。明日は素晴らしい試合になるだろう。
 
 伝統とは何か。コンクリの街にどこか微かに江戸の気っぷの良さを感じるんだなあ。
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