駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

魔女の一噛み

2014年06月30日 | 小験

                    

  スアレスは一噛みでワールドカップ追放となった。私は昨夕、家内に付き合って「アナと雪の女王」を見ている内に魔女に噛まれ、ぎっくり腰になった。どうも席が前過ぎたせいか、特に身体をひねった記憶も無いのだが、席を立とうとしたら腰が痛くなっていた。雪の女王の一撃だろうか?。もう五回目で、だんだん発作の間隔が短くなっている。

 同業者の悪口を言うわけではないが、前回の時、整形外科を受診しMRIまで撮って貰ったのだが、椎体骨老化と脊椎間狭小の部分を指摘しながらこれですかねえと首をひねりながら、無理をなされないでの言葉と痛み止めを戴いた。

 腰痛は起立歩行する人類の宿痾で、非常に多い病気なのだが、まだ夢の治療法はないようで、安静と日にち薬が一番らしい。動物の場合、腰をかばってよたよたと歩いていれば、群れから追放されたり、ハイエナに襲われたりで、もうお終いということだろう。

 人間というか私の場合、試合終了のゴングは近いのはわかっているが、何せ日銭で暮らす休めない仕事なので、これから一週間、何とか凌いでいかねばならない。

 腰痛で 思い知らさる 身の重さ          竹庵

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何だか、おかしい

2014年06月29日 | 政治経済

               

 抜け道の牽強附会、道筋は結果を損なう

 ブルータスよ、お前もか


  卵が先か鶏が先か

  Attack is the re-action.

 

  景気の回復は、偏り歪でいる、反落からの再浮上は不透明、諦観の時ではない、そんなつもりはなかったは繰り言、「そうはいかん・・」のではなかったか。

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違いが分かる言葉を

2014年06月28日 | 旨い物

                  

 「ちがいがわかる」はどこかのコーヒーの宣伝文句だった。なかなか味のあるキャッチコピーだったと思う。旨さが分かる人は当社のコーヒーを選んでいますよと、分別のありそうな感じの良い大人を画像に起用していた記憶がある。

 味の違いが分かる能力にはどの程度の差があるものだろう。違いが分かっても好みは又違うだろうから、万人が旨いと思う味はなさそうだ。結局、多く売ろうとすれば大衆向け平均的な癖のない味に落ち着くと思われる。全国チェーンの牛丼など、味付けは死活に関わるから、恐らく重役会議でも試食しながらあーだこーだと激論が交わされていると推定する。

 さて、人間はファストフード店やレストランの盛衰を決める味付けをどの程度細かく判別できているのだろうか。同じように細かく判別できても、好みはまた別で子供の時食べていたかや年齢に依っても違うだろうから難しいところだ。

 そうしたことを踏まえての提案だが、味覚を判別する言葉を生み出す必要があると思う。食べる専門のタレントも結局旨い美味しいとしか言わないし言えない。表情は色々努力して変えてはいるようだが、言葉は乏しい。ワインのテイスティングではかなり言葉が豊富で、そう言われればそんな味がすると飲み慣れない私のようなものでも、一歩深く楽しめる。

 美食家で大食感であった開高健はいくつか食感を表す言葉を残してくれたが、残念ながら十分な市民権を得られていない。言葉は世界を広げる、味覚を表現する言葉を生み出せるのが本当の食の評論家だと申し上げたい。

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白衣反応と試合本番力

2014年06月27日 | スポーツ

             

 自宅では正常の血圧が診察室で測定すると高くなる人達がいる、所謂、白衣性高血圧や白衣現象なのだが(この二つは似ているが違う概念)、これは以外に多い。

 統計を取ってはいないが白衣現象に白衣現象的な変化を加えれば通院中の高血圧患者の三、四人に一人くらいに認められる。収縮期血圧が家庭血圧に比べ四十も五十も上がる本格的な白衣現象の患者さんは十数人に一人程度だが、それでも毎日二三人受診される。「先生の白衣を見ると」などと感じの悪いことを言われるが、本当は前日から明日は受診日と夕方からドキドキしていると告白される。白衣・・・と言う命名はわかりやすさを狙ったものだろうが、受診・・・とか診察室・・・に変えて欲しいと思うこともある。なんだか白衣を着ている私が悪いように言われるからだ。

 白衣現象が認められる患者さんの中には何年も通っておられ、儂はちっとも緊張していないのにと不快そうにされる方もおられる。確かに心持ちとしてはそうでも、自律神経は反応しているわけで、失礼ながら平常心が保てていない?。勿論、口に出しては言わず「変ですねえ」と申し上げている。

 家庭血圧も診察室血圧も殆ど変わらす、一回目も二回目も殆ど変わらない人は半数いるだろうか?。こうした人達は神経が太いのか鈍いのか、いづれにしても物に動じにくい人達なのかも知れない。

 さてザックジャパンだが、本番に弱かった。これは白衣性高血圧や白衣現象と似た現象なのだろうか。逆に本番になると強いコスタリカのようなティームはどうなんだろう。

 果たしてこの連想がどの程度意味を持っているか、たぶん筑波や順天堂の体育学部で既に研究されていると思う。まだなら、早速やって戴きたい。

 

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ティームの不思議

2014年06月26日 | 小考

               

 スポーツにはいろいろな競技がある。いろいろな分類の仕方があるだろうが、テニス、野球、サッカーと並べると分かるが個人性の強いものから団体性の強いものに分けることも出来る。

 サッカーはどんなに優れていても、ポルトガルのロナウドを見れば分かるように独りでは大したことは出来ない。野球はティームゲームのようでマリナーズのイチローをみればわかるように個人的な記録を残すことが可能なゲームである。ましてピッチャーとなれば独りで勝利を呼び込むことも可能だ。

 碁や将棋は身体を使うスポーツではないが、個人競技のように考えられており、事実そうなのだが、着手が先を読んでいる点、つまり石や駒はティームプレイをしているので、競技の内容はサッカーに似ているところがあるかも知れない。勿論、テニスや野球も先を読んでいるわけだが、連携性はサッカーほどではないだろう。

 人間の社会はどちらの要素が強いだろうか?。歴史は名を残した個人に焦点を当てたものが多いが、名も知れぬ人達を忘れない捉え方もあるようだ。わかりやすい面白いという点では個人を浮かび上がらせる記録ということになるのだろうが、実際はとなると水面下の動きが氷山を動かしているような気がする。

 この写真は携帯で撮った。撮ろうとして撮れるものではない、運良くシャッターが切れた。

 

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