駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

賽は投げられた

2021年10月31日 | 世の中
  •            

 今日は衆議院選挙投票日だ。この十年で最も重要な選挙と思う。果たして結果はどうか。誰が一番正確な予測をしただろうか。投票率57%、自民240,立憲130と予測しておく。
 今の日本に一番必要なもの、それが変化なのは間違いない。与党もそれは十分承知している様子だが、旧態依然縁故優先で異論排除勢力が払拭できなければ変わること難しいと思われる。無難な選択はじり貧になる。多様を許容する社会でないと活力は生まれない。
 柔軟で弱者に優しい、若者に夢を抱かせる社会を目指す政治に一票を投ずる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西と東そして北と南            

2021年10月30日 | 世の中
           

 キップリングは インドとイギリスを比べて東は東、西は西と言ったけれども、それは狭い日本にも当てはまるようだ。箱根か大井川か揖斐川かそのあたりで西と東を分ける見方がある。各地にはそれぞれ固有の風土文化があり、簡単に二分できるものではないが、大まかに西と東そしてさらに白川の関あたりで北と南という分岐もあるように感じる。
 違いは味わい深いものでどちらが良い悪いというものではないが、狭くて同調圧力の強い日本にも地域性があり、大まかに東西と南北で分けられそうだ。
 大阪で西を代表させるのには異論があると思うが、いわゆるお笑い文化というものは大阪独特のもので、私などにはちょっとえげつなくあんまり面白いと感じられない。まあ、さほど角を立てずに阿呆などと言えるのは大したものと思うが、賢治や啄木のような人は阿呆とは言わず、西や南には生まれない気がする。この多様性は日本の貴重な財産と思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストリーテラーよりも

2021年10月29日 | 政治経済
          

 選挙になると、政治家(特に自民党)の言葉は客観的な事実よりも感情や個人的信条に訴えようとするものが多くなる。政策よりも心に取り込まれやすい話を声高に感情的に語る。    
 物語というほど内容があるわけではないが、どこかの国が攻めてくるとか経済を発展させるとか米国と仲良くやらなければとか・・・相手を批判し自分を売り込む言葉を連ねて語り出す。事実や複雑な政策よりも、心情に訴える話が繰り返される。給与が上がらない女性が重用されないなどといった不都合な事実もこれから上げると言葉巧みに話にしてしまう。
 身の回りでは自分を褒めて相手を貶すようなことばかり言う人は高評価を得られないものだが、利害が絡み敵味方で争う政治の世界では別らしい。選挙では事実よりも話の方が説得力が強いように見えるがそれで良いとは思えない。目利きならぬ耳利きのストリ-リスナ-となり聞き分けたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明け方トイレ

2021年10月28日 | 身辺記
          

 明け方尿に起きることが増えた。又直ぐ眠れるのでさほど困らないが、これは腎機能低下の一つの兆候で、年を取った証拠なのだ。腎機能というのは心機能や肺機能よりも測定しやすくしかも正確にその人の身体年齢を反映する。勿論、腎機能に影響を及ぼす要因はいくつかあるから例外はあるけれども、夜小便に起きるのは腎機能が年を取って落ちてきている一つの証左なのだ。
 八十を過ぎると一回では済まず二回三回と起きる高齢者も多い。何がどうとは曰わく言いがたいが、忍び寄る老化を実感している。人生にはまさかという坂がいくつかある。後期高齢者になって老化をまさかと言っていては笑われるだろうが、人間は高をくくって生きているところがあるのでいよいよとなると驚いてしまう。
 尤も個人差というものがあり、特定健診結果を見ながらこの人は年齢よりも若い、癌にならなければ長生きするなという人に時々お目に掛かる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

選挙の不思議

2021年10月27日 | 小考
              

 月末の衆議院選挙投票日に向けて各政党がいろいろな主張をしている。一部少人数の政党を除いて百文字程度にまとめられた主張はよく似ている。立憲国民維新などは仲が悪いのに性差別解消などやると言っていることは似ている。
 複雑なことは分からないあるいは分かろうとしない人が多いのか、経済政策や法理論よりもどちらが得かどちらが安心かという心情的な訴えと、顔見知りつながりを生かす戦略が主流のようだ。日本人は変化を嫌うし、自分が少数派になるのを嫌がる。表立っての批判は避けるが、悪口が嫌いというわけではない。
 なんだか選挙になると、仲人口と悪口が目立ち、掘り下げた議論や科学的なデータが消えてしまう。物足りなく感じるが、それでも若者は投票に行って、唯一最大の意思表示で自分の未来を自分で選択してほしい。一票でも自分の一票は生きる。

 眞子様圭さん、ご結婚おめでとうございます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする