駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

トランプ一過で雨模様

2019年06月30日 | 世の中

               

 

 しばらく雨模様のようで、一週間続くとなるとさすがに鬱陶しい。

 G20はどうだったのか、自画自賛と他画非難の応酬でいつものことだが、会話が成立せず評価は宙に浮いている。おもてなしは出来たが、成果は六十点どまりが本当のところか。主役はトランプで安部さんよりも役者が一枚も二枚も上だった。

 韓国を訪問し落ち目のムンジェイン氏のメンツを立て、あわよくばキムジョンウンにこんにちわを言おうとするなど、トランプ流の面目躍如だ。なんだかマジでキムジョンウンと馬が合うようだ。性格が似ているからだろうか?、よくわからない。

  どうもG20では船頭が過ぎて、まとまった結論を出すのは難しいようだ。その中で相対取引が得意なトランプは対中は農産物を売り込んで継続交渉、日米安保は不公平と言挙げしてごそっと日本に武器を売りつけ、そこそこ成果を上げたようだ。

 しかしまあ、日本の首脳は国民を代表しようとしているマスコミの疑問に時間を取って十分に答えようとせず、マスコミも追求が足りない。CNN、BBCで知る真相?。

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忘れてはならないものに向き合う

2019年06月29日 | 町医者診言

              


 ものを忘れる ものを落とす 同じものをまた買って来てしまう。これは脳の老化の始まりですが、ああ俺もかああ私もかと愕然とする内は未だ認知症まで進行していないでしょう。一人で医院まで来れ、会計を済まして、お薬が持って帰れる人は大丈夫ですね。僅か1cmに躓く、何かに掴まらないと立てない、杖を勧められるようになった。これは要注意ですね。身体の老化が進んでいます。

 百年安心などというのは日本の政治家が得意な言葉によるまやかしですね。老化と病死が後ろにずれただけで軽くなったわけでも無くなった訳でもありません。日本語にはモータルに当たる言葉がないようですが、分かっていることはわざわざ言わないのか、言葉が無いと不安も減ると言う理屈なのかどちらでしょう。忌み嫌い遠ざければ気にならなくなるという大和流忍術でしょうか。

 私のように一つの場所で何十年も内科臨床をやっていると、人間には抗えないものがあると感じますね。勿論、現代版不老長寿を目指すアンチエイジングという若さを保とうという研究もされており、某かの成果もあるようですが、保険適応になるようなものは出てきていません。もっぱら商業ベースの商品が売り込まれているようです。しかし、何だか皺を増やさないために生きるのが目的のような人生は言葉はきついのですが倒錯しているように感じます。年を取って徐々に衰えるのは多少の個体差はあっても自然の摂理でこれには逆らえません。欲が無いと生きられませんが程々が良いようです。年金、憲法改定、格差・・など不都合な問題にも言葉でごまかさず正面から向き合わないと碌なことにはならんと、老化を自覚する者から携帯人間にお伝えしたい。大阪入りしたG20の各国首脳、誰もにやにやとは笑っていません、当然わかっておられるようです。

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芸人の嘘、大統領の駆け引き

2019年06月28日 | 世の中

           

 

 吉本の芸人が闇営業をしたというので吉本は所属芸人を処分したらしい。ここには多くの問題が潜んでいるが、最初に気になったのは、嘘をついたというので仲間の芸人が涙を流して残念がったり厳しく糾弾したりしていることだ。これはあんまりお笑いらしくない、会社は青筋立てて怒っても、仲間は阿保かという問題の気もする。お笑い芸人は並みの市民よりも優等生のように真っ正直に生きているものなのか、もっと大きな嘘つきが居るじゃないかと居直らないものなのか、お笑いも会社で管理されているものなのか、と感じた。どうもそれでは面白味が減る。確かに人気頼りの厳しい世界なのだろうが、急に優等生は卑屈な感じもしてしまう。処分された芸人はダメモトを立ち上げてヨシモトに対抗するように、面白ければ応援するぞ。

 大阪でG20が始まる。面白く感じたのは、あたり前田のクラッカーかもしれないが、雨で各国首脳が自ら傘を差していたことだ。首脳にも雨は降りかかる。皆さん黒っぽい大きな傘で、日本の梅雨をどう感じられただろうか。恋には雨も悪くないのだが、首脳会談となるとどうか。気がかりなのは警備なのだが、大阪府警で大丈夫かいなとちょっと気になる。もう一つは食事だ、何か大阪の味を提供できるだろうか、食い倒れの真価を発揮してほしい。

 G20と言っても1対17プラス2が正直のところではないか、議長の1がどう位置を取るか難しいところと思う。外交の安倍で点数を稼ぎ一気に参院選になだれこみたいところと見る。トランプも事情は似ており、再選への重要な足掛かり、日米安保不公平を印象付ける魂胆がありそうだ。21世紀初めてと言ってよいほど重要な意味を持つG20になるのは間違いない。大山鳴動鼠一匹では千載一遇の議長の役回りが廃る。

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盛り上がらない?参院選

2019年06月27日 | 小考

           


 今朝は雨こそ降っていないがどんよりと曇り蒸し暑い。温暖化の影響もあるだろうが、二百年前も千年前だって蒸し暑かったはずで、昔の人はどうやってこの暑い季節を凌いだのだろう。出勤して第一の私の仕事はエアコンのスイッチを入れることだ。贅沢と言えば最高の贅沢。

 G20サミットに参院選と世界と日本を揺るがす政治的なイベントがあるのにどうも盛り上がらない。やや盛り上がっているのは爺婆間だけで、若い人は政治など誰がやっても同じと白けているのだろうか。政治だけは誰にも関わることなので、誰にも発言権があり誰もが注視しないと間違いが起きるとなど言い続ける私は時代遅れなのだろう。

 そういえばつらい負け方をした女子サッカーも予選落ちの南米の森安ジャパンも日本のプロ野球も盛り上がりに欠ける感じがする。唯一?MLBの大谷だけが、健闘している。

 私はゲームの世界を知らないが、eスポーツなどは盛り上がっているだろうか?。どうもこのデジタルの世界が現実の世界を侵食しているように思う。現実も見方によっていろいろに見えるようで、安倍首相、枝野党首、志位書記長・・高血圧の患者のAさん糖尿病のH氏友人のF氏S君・・・が同じ世界に生きているようには思えない。政治家は自分に都合の良い物事しか見ず口から出まかせを言う。まあそうした悪は強いので世にはびこる。

 国外でトランプ嵐が吹き荒れる中、一体参院選の争点は何なのだろう。手の内を隠しまやかす安倍首相の朝三暮四は有効に働くのだろうか。茂木健一郎さんの言うようにまやかされる方にも問題があると申し上げたい。

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不安定な陽気と風邪

2019年06月26日 | 診療

         

 

 今朝は雨かと思ったら日が差していた。昼過ぎまで天気は持ちそうだ。今年の降水量はどうなんだろう。天気が不安定で身体がついて行かないという患者さんが多い。データ的にも裏付けがあるだろうか、明日明後日の天気も知りたいが中長期的な気候変動も知りたい。勿論、天気を変えることは出来ないがある程度備えることは出来る。

 気温が不安定だと風邪を引きやすく、咳や痰が長引くことも多い。未だに抗生剤信奉者が居て、細菌感染があるとは思えない風邪症状に抗生剤をくれと怖い顔をする男やヒラメのような目つきをする女性がいる。九割は断っているが、中には根負けというか患者さんの言い分も分かることがあって十人に一人くらい出すことはある。未だに反射的に風邪に抗生剤を出す医者が結構居る。ご近所にもよくこんなにたくさん薬を出すなあと鼻風邪に抗生剤から抗アレルギー剤消炎鎮痛剤鎮咳剤去痰剤と一揃い出す医者が居る。確かに全部出せば安心簡単かもしれないが無くても済むものは止めたい。抗生剤をやたらに使うと耐性が出来て効かなくなる。それにお金もかかる。

 そうこうして不要な抗生剤使用を控える運動?指導?は浸透し、抗生剤が売れなくなったと抗生剤メーカーのMRは嘆いている。過ぎたるは及ばざるがごとしとはよく言ったものだが、身についた反射的な習慣を変えるのには時間が掛かるようだ。

 こう書いている私も二十五年前は一冬に一万錠抗生剤を使っていた。今は二千錠程度と思う。風邪薬に変遷はあるが、今も命取りの肺炎などの病気のきっかけになるのでありふれた病気で口ではああ風邪ですねと言いながら実は慎重に診ている。それでも見極めは難しいこともあるので二日でよくならなかったら又来てくださいと申し上げている。こう言えるのが掛かりつけ医の強みで、万一のリスクをとっている者の心得でもある。

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完敗囲碁ジャパン余聞

2019年06月25日 | 趣味

          

 

 一昨日の囲碁NHK杯はNHK杯戦ではなく日韓中のテレビ囲碁戦勝者による最強戦だった。日本からは井山一力のエースが出たのだが共に一回戦でコロッと負けてしまった。残念というか情けない。優勝は韓国選手だった。

 素人目にはどうも日本の棋士は形よく打ち過ぎる感じがした。粘り強さが足りず、ねじり合いに弱い。韓国中国の頭脳ゲームでの強さは、そのままとは言えないにしても科学でも地力があることをうかがわせた。

 とりあえず楽しく暮らせて碁も修行できるのなら日本が一番かもしれないが、最強の凌ぎを削る修行は韓国中国でと見た。中村菫初段も韓国で修行している。正しい選択だったと思われる。

 もし最強群に勝ち残れなくて歪な人生にと恐れるのでは、抜きんでた力は付かない気がする。そのあたりは教育評論家と教育者で意見は異なるかもしれない。いずれにしても多くの人が蔑み嫌う韓国中国の実力は侮れない。一皮めくれば危うい政治体制は日本も同じと思う。国民栄誉賞をペアで貰った井山が形勢を聞かれて鼻白んだように、日本一は世界一、その日本一と同じ日本人の自分は優秀という感覚は偏というか過ぎれば滑稽だ。

 日本の囲碁界には台湾中国韓国出身者が多い。彼らがバイリンガルなのを完璧な通訳で改めて実感した。日本は島国で島国の良さもあるが欠点もある。世界は広い、異文化を知り理解すれば視野が広がると思う。百五十年の英語教育、ちょっと了見が狭かったのではないか?。囲碁棋士を通して見える中国韓国、親しみを覚え尊敬こそすれ蔑み嫌う気持ちにはならない。

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奇妙な逆転現象

2019年06月24日 | 小考

    

 

 若者が理想を追い革新的で中高年が現実重視で保守的という傾向は、人類の歴史始まって以来程度の差はあっても普遍的に認められる現象で生理的なものと思っていた。ところが日本ではこの二十五年ほど逆転現象が起きているようだ。つまり若者が現実追認保守的で中高年が理想追及変革志向という、半世紀前には考えられない現象が起きている。

 ゆとり教育の副作用とかネット文化の影響などいろいろ言われているようだが、芸能人や芸能人化したコメンテーターを重用するマスコミの影響もあるかもしれない。諫言、注意そして不具合の指摘などは視点をずらして見えにくくしてあたかも解決したようにしてまやかしてしまう。若者はそうした手法に反発してきたと思うのだが、今は違うようだ。

 なぜこうした現象が起きているか学者研究者に掘り下げて欲しい。何か今までの歴史になかったことが起きつつあるのだろうか。とにかく未曾有のことが起きている。食生活の変化、医療の進歩、環境衛生の整備・・で平均余命が伸び、八十歳でも元気な高齢者が増えた。一律には行かないが七十五歳まで働けそうな人は沢山居る。その一方家族の核化が進み年金が足りない蓄えも少ない子供の支援もない、それじゃあ生活保護にしようと、気軽に?生活保護の診察券に変わる患者さんが増えている。三つ揃いを着て風邪をひいたと受診する五十歳の息子が居るのに、八十歳の親父は生活保護の診察券を提出する、違和感が拭えない。考えようによれば確かに恵まれた世の中かもしれない。現状維持で良いと思うのは分からんでもないが、現状は今までの頑張りや努力の賜で、アリとキリギリスでないが、これからには備えが必要のはずだ。

 なんだか楽しくないことを書いた、こういうのもブルーマンデイというのだろうか?。

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蒸し暑い日には東南アジア食を

2019年06月22日 | 旨い物

                

 

 今朝も曇っていた。また高湿度の一日になりそうだ。食欲が出ないという患者さんが多い。もう少し東南アジア食が普及すると今の時期食が進む感じがする。慣れればおいしく頂けるのでは、私はもともとパクチーや魚醬、ココナツミルクに抵抗なくベトナム タイ インドネシア食を楽しんでいる。そういえばココナツ油が健康に良いと売り出している、逆にヨーグルトは駄目だそうだが本当かなあ。

 北米南米のスポーツ中継は日本時間の朝になるので同時中継が見られない。森安ジャパンがウルグアイに善戦したらしいがピンと来ない。次のエクアドル戦も火曜日で見られない。どうも力が入らない。

 中国方式で昼間のサッカー情報をテレビラジオインターネットからシャットアウトし、午後八時頃から放送してほしい。そうすれば同時放送と同じ気持ちで見ることができる。

 妙なことを考えた。権力による情報操作は恐ろしいのだが、知りたくない情報もたまにはあるのだ。果たして知らないと存在しないあるいはまだ起きていないことになるのだろうか?

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歓迎される客でありたい

2019年06月21日 | 身辺記

        

 

 今朝は曇っていたがちょっと蒸し暑く、不快指数の高い一日になりそうな予感がする。

 もう二十五年電子カルテを使っている。初めの半年くらいは画面を長時間眺めているせいか頭が重くなったが、今は慣れた。四半世紀経って世の中全体が画面を見つめる社会になり、パソコンの画面を見ていると頭が痛くなりますなどと言っていると仕事が見つからない時代になった。

 受付した患者リストが電子カルテの右隅に出てくるので、誰が診察に来たかがわかる。あれ久しぶりだなとか、また来た良くならなかったのかなと反射的に感想が浮かぶ。正直にいうと五人に一人くらいほっとするというか楽しい患者さん、十人に一人くらい困ったな嬉しくないという患者さんが混じっている。これを相性というのだと思うが、患者側からだけでなく医者側からも相性はある。ただ誰にも等しくを心掛けているので、顔には出さず普通に対応している。そのせいかあちこちで歓迎されなかった患者さんが集まってくる傾向があり、何人かの看護師に先生のところは変な人うるさい人が多いですねえと言われたことがある。それでも確か九十近い爺さんに気に入られ、Hさん今日は居ないのと言われながら優しくしてあげていたじゃないか。

 やりにくいうるさい患者さんも普通に対応しているとだんだんおとなしくなったりつっかかってくることが減るので、すごく困るというわけではない。要するに人間関係は双方向性なので、邪険にしなければ刺が引っ込んでゆくらしい。

 中には馬が合うというかお互いにやあやあと二言三言軽口をたたいてゆかれる患者さんも居られる。やや男性に多いのだが女性の患者さんにも楽しくほっとする方がおられる。特徴はあっさりしていて冗談がわかるということかもしれない。基調は信頼でこれは何も患者が医者に抱くだけのものではなく、医者も患者に感ずるものだ。

 こうした感覚は馴染みの店にも共通するもののような気がする。歓迎される客でありたいと思う。夫婦二人きりの生活だと相性の良い馴染みの店は家族に近い感覚になってくる。

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共生はわかるけれども簡単ではない

2019年06月20日 | 町医者診言

     

 

 クリムト展を見に行ったら車椅子の見学者に邪魔だと殴られ、美術館の人に訴えたらああいう人でときちんとした対応をしてくれず、涙が出たという記事を読んだ。「こんな夜更けにバナナかよ」ではないが、朝の五時から牛乳を届けてくれとコンビニに何度も電話する婆さんが居た。泥棒が入ったも空騒ぎで、四回目になると警察も来てくれなかったようだ。失礼だが盗んでゆくものもなく泥棒が入るわけがない。可哀そうに子供に捨てられたお婆さんで、子供の言い草が物凄いというか滅茶苦茶で、可愛がってくれなかったから母親と思っていないと言い放った。病気ではないのに、何かというと医院に来て往生した記憶がある。

 先日、別口の婆さんから未明の四時半に「**医院?**子は行っていませんか」と電話があった、「何時だと思っているんですか、寝てたんですよ」。「あらそう、うちの時計は七時半よ、狂ってるのかしら」狂っていますね、七時半だって早すぎるのに、「八時半になったら電話してください」と電話を切る。腹が立ったのでもう眠れない。ちょっと起きた女房はもう寝ている。太い神経の持ち主だ。起きることにして明るくなり始めた庭に出て、新聞を取ろうとするとまだ来ていない。NHKニュースで林田さんがまじめくさってニュースを読んでいた。笑顔が見れず残念だったが、イラついた腹の虫は治まった。

 認知症に予防と共生だそうだが、これは難題だ。言葉というのはしばしば風呂敷のように問題を覆い隠してしまう。共生と予防が一番の方法なのはわかるがではどうやってとなると中々難しい。やさしさと柔軟性そして余裕がないと認知症の問題行動と共生するのは容易でない。果たして今の日本はそれに満ちているだろか?。予防のための診断法、新薬や生活法が模索されているが決め手を欠き、まだまだ高血圧症や糖尿病のようにはゆかない。まだ少なくとも十年、十五年はかかるだろう。薬がないのに診断が先行するのも恐ろしい。ラブミー牧場から深沢七郎のギターが聞こえてくる。

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