駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

心臓に悪いフレンチオープン

2019年05月31日 | スポーツ

     

 

 昨夜は医師会で画像診断の勉強会があり、大阪なおみの試合を見ることができなかった。またも逆転勝ちで、見ていたらひやひやドキドキで錦織ほどでないにしても心臓に悪い試合展開だったらしい。

 錦織VSツオンガ戦は時間はあったが通しては見なかった。手に汗を握る試合展開で、なんだか私が見ているとできそうなブレイクができず、どうも自分が見ているとよくないんではないかとチャンネンルを変えたりしていた。錦織はツオンガと相性は悪くなく、ツオンガ応援一色の中でも落ち着いていた。錦織の課題はトップフォー(今はトップスリー)に勝てないことで、将棋で言えばAクラス定住の実力はあるがタイトルに手が届かない棋士に似ている。

 ジョコビッチなどは錦織はと聞かれると、とてもよい選手だと褒めるけれども、言外にでも俺には勝てないねという雰囲気を漂わせるコメントをする。憎らしいが、事実だからどうしようもない。二年以内にジョコビッチをギャフンと言わせることができなければ、一生直接ジョコビッチを下して四大タイトルを手にすることはできないだろう。

 奈良くるみVSセレナを見た。しかし一体セレナは人類なのだろうか、コートで吠えるのを見ていると人間離れしている。娘が居てしかもというか当然ながらその父親になった人が居るわけだから、母や妻の人類の時もあるはずだ。蓼食う虫も好き好き、世界は広い。ちょっとというか大分失礼かもしれないことを書いた。尤も、たとえ日本語が読めたとしても有象無象のたわごとなど歯牙にもかけないだろう。実力者喧嘩せず。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眼力の問題

2019年05月30日 | 小考

           

 

 今日もなんだか暑くなりそうだ。気持ちの方は不安定な天気に慣れまた暑いのかでやり過ごしているが、身体の方はついてゆけず大変という高齢者が多い。そしていったん風邪をひくと長引いてしまう。この頃はそれを見越して少し長めに風邪薬を出している。

 支持率が伸びず脱党者も出て苦労している玉木党首がついマスゴミと悪態をついてしまったようだが、その気持ちはよくわかる。マスコミも資本主義の社会を生きている。兎に角人目についてなんぼの感覚で、人の不幸は蜜の味と茶坊主路線で生き延びているマスコミ会社も多いのだ。

 脳科学者というのが研究室を出てマスコミ論壇に出てくるようになっている。なんでまたという気もするがマスコミの視野が広がるのは良いことだと好意的に見ている。その茂木健一郎氏がマスゴミよりも受け手側に問題があると言っている。鶏と卵関係で堂々巡りのようだが、氏の言われることはもっともで一理も二理もある。

 問題はではどうしたらよいかにあるわけで、これが難題なのだ。茂木さんは自分がマスコミで発言し始めた理由はそこにあると言われそうな気がする。今年一月に亡くなった兼高かおるさんは本物と偽物のダイヤモンドを見せられて、居並ぶタレントがあれこれと迷う中すぐこれが本物と見分けられた。眼力があったのだ。眼力をつけたい、これは容易ではないが、眼力がある人を見分ける能力は付けられると思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そっとしておいてあげる

2019年05月29日 | 小考

      

 

 昨日今日と曇り空だが、その分湿度が高いようで蒸す。通勤ですれ違う人追い越してゆく人は大体決まっている、乗降時のメンバーもほとんど同じだ。あたり前のように思っていたが、これは安心なことかもしれない。いつも階段を早足で登り追い越してゆくお姉さん、アラフォー?にしてはお元気と思うのだが、そんなに急ぐなら電車を一つ早いのにしたらと改札を出て走り出す後姿を見て思う。いつかなんでそんなに急ぐのと聞いてみたいが、何この爺と思われるも嫌なので実現していない。しかし何はともあれお互い危険人物ではないのは確かだ。

 無差別大量殺人犯は一体なぜどういう人物なのだろうかと思う。予想困難な被害を防ぐのは容易ではない。しばしばおとなしい目だたないと言われる。これは実際におとなしいというよりは他者との交流がないあるいは少ないということではないだろうか。人を診る仕事をしているがそれは数多い人に会う仕事でもあり、実は人を殺した人を一人、自死した人を複数、介護無理心中を二例知っている。人を殺めた人の印象はやはりおとなしい、今から思えば外からうかがい知れない人物だった記憶がある。自死した人にはええどうしてあるいはそういえば苦しそうだったという印象が残っている。無理心中はつらさの中にどこか諦観があったように感ずる。こうした忖度は無用のことで私ごときが書くのは行き過ぎの気もするが、何か無差別大量殺人を犯す人には共通点があり、いくらかでも防ぐ手立てはないものかと書かせてもらった。具体的で有効な手段の一番は凶器となり得るものの管理だろう。包丁は日常で使うものだから、管理は難しいかもしれないが、売る人は何かおかしいと思うこともあるのではないか、住所氏名くらいは書かせても良いと思う。

 こんなことで命を奪われた肉親をお持ちの人の気持ちは想像できない程辛く、これからの人生に及ぼす影響も測り知れない。そっとしておいてあげるのが一般人にできる最善のことのように思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気持ちを左右するもの

2019年05月28日 | 世の中

       

 

 出勤で汗ばむ季節になった。寒いのもつらいが暑いのもかなわんという方がおられる。確か、数か月前までは寒いよりは暑い方がましと言われていたはずだが、「私、暑いもの寒いのも苦手なの」、成程そうでしたか。こういう女性は良く言えば細やか悪く言えば神経質で訴えの多い方が多い。病院では相手にされない気分の訴えに耳を傾けている。そうはいっても千に三つ、重大疾患が紛れ込んでいるから気が抜けない。ハアハアと聞きながら、聞き流してはいない。

 気分とか機嫌とか、この科学技術の時代にと言われても、それは馬鹿にならないどころか、人間界の行き先を決めかねない大きな要素要因なのだ。厄介というか難しい。

 同じ医院でも患者数に大きな差がある。まあ、選べない医療機関過疎地では大きな差はないだろうが、医療機関がひしめく都会地では相当な差がある。何が差を生むか、医療経営のアドバイザーではないのでよくわからないが、周りを見て七八割は成程なのだが、二三割はなんでという感じがしている。そんなものかなと思うのが建物で、例外はあるが見てくれが立派な方が患者さんが集まりやすいようだ。勿論、駐車場は広いほうが良い。残念ながら私のところは木造で見たところ高級感はない。そうかといって、土地も狭いし建て替えは見送ってきた。一人で診ることができる患者数には限りがある、多ければ良いというものではない。

 多くの患者さんは単に近いから受診されていると思うのだが、本当に信頼して来てくださる患者さんも居られる。それは私を褒めるから分かるわけではない。あまり褒める患者さんはそれこそ人情紙風船で浮気の質の方もおられる。信頼してくださる方は何があっても家族ぐるみで父がお世話になりましたと続けて通ってくださる。有難いことだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本列島にある違い

2019年05月27日 | 小考

 

        

 

 昨日は北海道で記録的高温を記録した。寒さには強くても高温対策は不十分だろうから、道民は戸惑われただろう。小学校の時、北海道では米作は難しいと習ったと記憶するが、今ではゆめぴりか、ななつぼし、ミルキークイーン・・とおいしいお米が取れる一大米産地になっている。地球温暖化は向こう三十年進むことはあっても、改善することはないから、北海道暮らしのイメージを変えて、住んでみたい北海道を打ち出してはどうか。ちょい富裕層を狙って、別荘持つなら北海道もいいかもしれない。野田知佑は帯広を川本三郎は函館を勧めている?。

 富の再配分はもちろん、人口の再配分は政治の急務だ。過疎地に特典を与え、地方というか地域自治権を直ちに強化したら良さそうに思う。南北に長い国土、日本海側太平洋側で変わる気候、地方それぞれに合った政策があるはずだ。一時聞かれた道州制も最近ついぞ聞かない。目新しい政策もかけ声ばかりで、何か都合が悪いことがあると、話題を変えて目先を逸らすので、中々前に進まない。維新は灰汁が強く妙な人も居るので趣味ではないが、大阪の行政に変革を起こしつつあるのは評価したい。

 生活習慣病と一時言われたが、この生活習慣を変えるには至難の業で、三年で三人に一人と言いたいくらい難しい。人間は身についた習慣、育った環境を変えたがらない。しかし、変えられないわけではないのは何百人もの実例を見ているので知っている。変えられた多くの人は痛い目、避けられたと思われる痛い目にあって変わっている。だから言ったでしょとは言わないようにしているが、先生の言うとおりにしておけばよかったは時々聞かされる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする