駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

フライミーツーザムーン

2015年09月30日 | 人物、男

                     

 一昨日は仕事からの帰り道スーパームーンを眺めることが出来た。成る程大きく、兎の餅つきまで見える気がした。アメリカでは皆既月食だったようで、コロラドの地平に浮かぶスーパームーンの天体ショーはさぞかし素晴らしかっただろう。

 ネットに依れば福山雅治の結婚報道で女性ファンの悲鳴が上がったらしい。おやおやそれはそれはと思う。お相手の吹石一恵さんはネットで拝見するとすこぶる付きの美人で、お似合いどころか男の私に言わせればお釣りが来そうだ。末永く別れることなくお願いしたい。

 福山雅治はマスコミの追跡尾行を捲く名人だそうで、私生活は謎だったようだ。どこかで特別な訓練を受けたのだろうか。唯、単に注意深いだけなら、他の芸能人は脇が甘いと言わざるを得ない。まあ、持ちつ持たれつの所もあるだろうから、それほど単純ではないかも知れない。

 やや旧聞に属するが将棋の三浦弘行九段も結婚された。将棋に悪影響があるからと女性を遠ざけていると言われていた人物なのでびっくりした。何でも17歳も年下で、結婚生活は我慢我慢ですと鼻の下を伸ばしながらお答えになったそうである。女性には矢倉も四間飛車も通じず、あまりの理不尽に時間切れで投了されているのかもしれない。いずれにしてもリアルワールドにようこそと申し上げたい。きっと将棋に良い影響がありますよ。こちらのカップルにも年の差につぶれることなく終局まで全うして戴きたいと申し上げる。

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今もあるたらい回し

2015年09月29日 | 小考

               

 土曜日の深夜、二十年寝たきりだったHさんが亡くなった。突然の嘔吐があり娘さんは主治医の私の手に負える病態ではないと判断し、直ぐ救急車を呼んだのだが、中々受けてくれる病院が見付からず救急車の中で二十分ばかり待たされたとのこと。実際に回ったわけではなく無線での遣り取りなのでたらい回しとは言わないのかも知れないが、まあ似たようなことだ。最終的に受けてくれたN病院で深夜亡くなったとのこと、長い間ありがとうございましたとお礼を言われた。病院ではよくこの状態で二十年生きておられましたねと感心されましたとも言われた。剽軽な親爺さんが主に世話していたのだが、口では軽口を叩いてもちゃんと手は動いていたのだ。泣き言を言ったのはぎっくり腰になった時だけ、巷には凄い人が居る。

 本来なら半年前に肺炎で入院していたT病院が受けてくれて良いはずだと思うのだが、なぜか断わられてしまったようだ。頭の院長はいつでもどうぞと言っているのに、手足の当直医はそれは困ると断ることが時々ある。隣町のF病院は当番でも断るので有名いや悪名で、急病センターの看護師はF病院が当番だと憂鬱そうな顔をしている。いつも最後に断わらず救ってくれるのはN病院だ。ここには人格能力とも優れたN先生がおられ、それを慕って三名の常勤スタッフが集まっている。

 親切な人間に大きな負担を掛け救急の破綻が防がれている。こんなことで良いのかと思うのだが、世の中にはこんなことが溢れている。

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増える孤死

2015年09月28日 | 世の中

           

 孤独死や孤立死が増えている。孤独や孤立にはあまり良い意味が込められていないと感じるので孤死としたいのだが、この弧死が二十年で倍くらいに増えたと実感している。以前は一、二年に一件くらい警察から自宅で亡くなっているのが見つかり、当院の診察券があると問い合わせがあった。この頃は年に一、ニ件は問い合わせがある。

 死ぬと言うことは最も個人的なことで、他人にあれこれ言われる筋合いのものではないが、しばしば何日も経ってから見つかり、警察の世話になるという点では、ほっといてくれ私の好きにさせてくれとちょっと違うかも知れない。

 どうしてこうなるかというと、生涯独り身だったからという場合も多い。そして圧倒的に男性が多い。余計なお世話とは思うが、最近とみに増えた独り身の人を診察すると何とかならないものかねと思ってしまう。残念ながら男も女も四十近くなると、他人と暮らすことが難しい体質になっていくのがわかる。恋は盲目というのは結婚に欠かせない勢いを作り出すもので、さもなければ結婚は難しい。露骨ではあるがさかりが付くというか番茶も出花ということが結婚には欠かせないと観察している。

 今の世の中はそうした弾みをなくしていると思う。それが一番の少子高齢化の原因だろう。若者の収入を増やせば良いというだけの単純な問題ではなさそうに思う。それこそ、おばさんにも知恵を絞ってほしい。

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NHK日曜討論の司会者

2015年09月27日 | 政治経済

    


 山小屋での月例ミーティングへ走行中、NHKの日曜討論を小間切れで聞いた。NHKはトップこそ盲腸でもという方のようだが、組織内の人材は豊富なはずだ。国際報道2015など粒揃いだと見る。しかしながら重要な政治担当の人材が払底しているように見えるのは気のせいか。

 島田敏男という解説委員は交代して欲しい。失礼かも知れないが物事の理解が紋切り型で浅いように思う。司会者にも向いていない。用心棒的な睨みで仕切るので公平でないし、議論を深める司会力が足りない。日曜討論は司会者と形式を変えた方が良いと思う。もう十分働かれた、後進に途を譲られたらいい。

 今日は豚肉の生姜焼きとポテトサラダを作った。中々の評判で、道を間違えたという声もあった。まじ、カフェでもという夢はあるのだが、セミプロ蕎麦打ちのH氏は止めとけと忠告してくれる。だろうなとは思う。

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国際性を身に付ける

2015年09月26日 | 小考

         

 国際報道2015をよく見る。世界で起きていることを偏り少なく伝える広い視野を持った貴重な番組だ。キャスターは外国特派員の経験を持ち外国語をきちんと理解し話すことが出来る。そして外国人に通訳を介さないでインタビューできる。これは非常に大切なことで、日本の中に居て、受験英語力だけでは到達できない地点から報道されている。有馬さんの黒木さんを哀悼するメッセージを聞いても、優れた人材によって力強く報道されているのが分かる。

 ブログを散策すると分かるが実に多くの日本人が世界各国に住み生活しておられる。その割には国外体験や国外の視点が日本の社会の中に生きていないと感じる。声高には言われないが日本には排他的な傾向と人種というか国差別が抜けがたくあると思う。受け身で影響されやすい日本人が固有性を守ろうとする知恵も働いているのかも知れない。

 難しく複雑な問題だし、冷静な議論が難しい分野だが、国際性を持つことは、日本が生き延びてゆくのに大きな力になるのではと思う。医学部でも最近は留学に二の足を踏む若い医師が増えている。国内で十分仕事が出来る、言葉で苦労するし良い論文が書けると決まったわけではないというのがその理由らしいのだが、元気がないなあと言いたい。

コメント (2)
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