駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

BS報道番組瞥見

2020年03月31日 | 世の中

           

 

 辛坊治郎氏が深層ニュースを降板した。なぜかよく分からないが、評判がよくなかったのだろう、関東の水に合わなかった?。BSには午後7:30 8:00 10:00と三つの報道討論番組がある。それぞれ特徴があって面白いのだが、22:00は後れを取っているらしい。新味を出して、視聴率を伸ばせるだろうか、次のキャスターのお手並みを拝見したい。

 7:30の松原氏はやや青臭いが自立した感じがする、女性アナは二人とも感じがよくしっかりしている。堤氏はよく勉強しており的確だ。

 8:00は反町氏が復帰している。この人は最初はバランスが取れなお且つ鋭い印象があったのだが、だんだん地が出てきて[成る程]が鼻につくようになった。経済の話は議論が深く面白いが、政治はあんまりフェアな感じがしない。

 各番組に出て来る論客の中では木村太郎氏が自由で独特の見解を披露して面白い。松川るい氏は外見に似ずおじさん的できつい事を言う。

 政府は新型コロナで緊急事態宣言を出すか逡巡しているようだが、既に緊急事態なのは間違いなく、中国に教えを乞う必要がある。習近平は都合のよい報道をさせていると批判しても、現地在住邦人の報告によれば新型コロナが終息してきているのは事実で、三ヶ月で押さえ込んだ国に学ばない手はない。

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見慣れぬ季節

2020年03月30日 | 町医者診言

          

 

 庭の木々が芽吹いているのだが、暖かい日が多かった割には例年より遅い。寒い日が混じると出足がくじかれてしまうのだろうか。何だかこの頃の陽気は、符合する記憶がなく懐かしさが湧きあがって来ない。

 桜も東京より一週間くらい遅れている。五分咲きなのだがもうひとつ華やかさに欠け、子供の頃に見た桜と違うような気がする。新型コロナウイルスの影響で不穏変調な社会情勢にそう感じるのかもしれない。

 全世界を覆う不穏は生まれて初めて経験することで、戦後の世の中は子供心に憶えているが貧しくてももう少し活気があったと思う。ひたむき謙遜で前向きというのは、振り返っての感想で子供の自分にそうした思いがあったわけではないが、戦後にはそうした空気があった。新型コロナウイルスの災禍もそうした姿勢気持ちで乗り切らなければならないと思う。

 世界の指導者、特にトランプと習近平にはそうお願いしたい。やり方には問題があったにせよ中国が新型コロナ感染を乗り越えつつあるのは間違いなく、両首脳は謙虚に前向きに協力して欲しい。チャイナウイルスと呼んだところで何一つ解決に貢献しない。トランプ大統領には面と刃向かうニューヨーク州知事クオモの言葉にも耳を傾けて欲しい。気にくわない奴は首だではこの危機は乗り越えられませんよ。

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思わぬところが見えてくる

2020年03月29日 | 小考

              

 

 今朝は異様に冷え込んだ。冷たい雨に桜も縮こまっているように見える。

 天気予報がよく当たるようになった。五十年前は当たらないの代名詞で、昨日の残り物も天気予報と唱えて食べれば大丈夫と言われていたが、この頃は一週間先まで大体当たるから凄い。しかし、天気を変えることは出来ないから目まぐるしい寒暖差の中で、なんだこれはとぶつぶつ言いながら奥から上着を引っ張り出して羽織っている。

 天気予報がよく当たるようになってから、気候が不安定になった気がする。温暖化をもたらした科学技術で天気予報の精度も上がったわけで、科学の二面性がよく分かる。尤も、科学それ自体に咎はないわけで、使う人間側に問題があるということになる。

 心底の善男善女は希有で誰しも程度の差こそあれ色々問題のあるものだが、悪知恵の働く奴は尽きることがなく、東京都の外出自粛に乗してお年寄り宅に電気工事を装う訪問盗賊が出現しているそうだから呆れる。五右衛門は当然と笑っているだろうか。新型コロナの陰でこれで一儲けという輩も居る。

 これは別に悪事ではないが、新型コロナで浮き上がる国民性社会の仕組みは格好の研究対象になると思う。新型コロナの広がり方死亡率が国によって随分違う。日本は未だに東洋の謎の国らしく、首相夫人が自粛の目をかいくぐってレストランでお花見会を開いても、爆発的な流行は押さえられ死亡率も低いのが、アメリカのジャーナリストには理解できないようだ。尤も日本人の私にもよく分からない。嵐の前の静かさでなければよいが。

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もう一つ伝わらない危機感

2020年03月28日 | 小考

           

 

 小池知事は表情や話し方に真剣味が乏しく、言葉遣いも曖昧で聞きなれない英語が混じり、何を訴えたいのか分かりにくかった。平時であれば曲線的な表現や女性的な言葉遣いも良いと思うが、危機を訴えるには迫力が不足している。他人事のようにさえ聞こえてしまう。恐い顔をするのは苦手なのかも知れないが、ジョンソン首相でさえ迫力の演説で要請をしているので、分かり易く力強く話して欲しかった。なぜ突然水曜日の夜八時にという疑問も残る。オリンピック延期が決まり、手の平が返った。唐突で、遅すぎると桝添元知事に批判されている。ムードと戦略で知事選に勝利された方なので、表現と伝達力には長けておられるはずなのに残念だ。

 昨日、久しぶりにカツカレーを食べた。感激の旨さだったが、今朝体重計に乗ると400g太っていた、うーむ。

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100円ショップの謎

2020年03月27日 | 世の中

           

 

 今朝は細かい雨が降っている。さほど寒くはない。新型コロナ対応が浸透し、人混みを見かけないせいもあり、不思議に閑かな日が続いている。

 時々百円ショップに行くのだが、どうしてこんなに安いのかと不思議な気持ちになる。百円の価値がこれほど多様なのだと気付かされる。偏見かも知れないが、食料品には手が出ない。他の品々はこれなら使えるといつも余計な物までいくつか買ってしまう。こんなに便利で安いのにと思うのだが、店内はさほど混んでいない。

 百円ショップの絡繰りを知らないが定着し、細々?と続いている。外食に百円ショップはないが最低価格五百円前後で食べられるチェーン店は健在でオジサンたちで繁盛している。

 閣僚はどの程度こうした世界を皮膚感覚で知っているのだろうか?。

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