駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

外食の米と値上がり

2014年10月18日 | 小考

                  

 この数日来、天高く馬肥ゆる秋と漸く呟けそうな青空が見られている。それでも気温は不安定で朝夕は寒くなったが日中は暑い日もある。今日はどうだろうか、東海道の朝の冷え込みはさほどではない。

 妻と二人きりなので、彼女の負担?を減らす意味もあって、週に数回外食をする。殆どが手軽な店で、四五回に一回くらいはファーストフードを利用する。吉野家もメニューの目先を変えながら微妙に値段を上げてきている。カツ丼のチェーン店も490円とぎりぎりワンコインの値段なのだが、ちょっと目先を変えたメニューにすれば600円台に突入する。まあ、七八十円の値上げなので月に一二度の利用であればさほど懐に響かないだろうが、殆ど毎日利用する人には堪える負担だろう。

 チェーン店でない手軽な食堂というのは以外に少なく、自宅周辺には四つしか無い。どの店にも月に二三回は行くので、決まったメニューに飽きたと家内は不平を言う。そんな時は新しい店やちょいと値の張る店に行くことになる。まあ、私は簡単なものでも、自宅飯が一番と思っているのだが。

 その理由の一つはおかずはともかく米自体の味こだわりがあるからだ。小さな贅沢だが銘柄米を食べている。龍の瞳というのが中々美味しいと思うのだが、当地のスーパーでは見かけることが少ない。先日、奈良から来た新人のMRと話していたら、彼氏は私以上の米飯狂いで、何と六万円の炊飯器を使っており、北海道米がこの頃美味しいですよと教えてくれた。私は三年前M社の三万円の炊飯器を恐る恐る購入して、まだ使えるのがあるじゃないと叱責を受けたので、もうしばらくは高級炊飯器には手が出せない。「どうだその六万円のは」と聞くだけで我慢しなければならない。

 吉野家は飯がもう一つだ、大盛りの代わりにプラス百円で銘柄米にお直りというのは出来ないだろうか。値上がりで神経を尖らせているお客さんの顰蹙を買い、白い目で見られるかもしれない。

コメント (4)
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