駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

八月の終わり、医院に台風襲来

2019年08月31日 | 人生

        


 今朝も涼しい。蝉の声が消えてしまった。このまま涼しくなるのだろうか。今年はというより今年も天候不順で、予測が付かない。

 ここに来て職員間のトラブルが発生。久しぶりの台風で、女は魔物と今更ながら思い知らされ頭を抱えている。こんなはずではなかったと思ってもどうしようもなく匙を投げたくなるが、そうも行かずあれこれ手を尽くしている。どうもキーが重く、文が出て来ない。勿論、こうしたことは十年に一度くらいあるわけだが、高齢者には堪える。スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスと唱えているが

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予防が一番のはずなのだが

2019年08月30日 | 自然

         

 

 本格的な雨で裾を濡らし肩口を濡らして出勤してきた。雨災害の人に比べれば何のことはないのだが、高齢者には辛いことだ。思えば雨の日も風の日も二十年の長きにわたって、朝の七時四十五分には医院の鍵を開けてきた。女房を叩き起こして送らせればいいじゃんと言う声が聞こえる気もするが、自分にはマゾ気があるのか何のこれしきと歩いてしまう。それでこぼしていては世話はない。

 九州では洪水の被害が出ている。生活が破壊され自分には何もできないが、本当にお気の毒と同情する。どうも油が漏れ出たらしいがなんで事前に防げないのだろうかと思ってしまう。想定外とは思えない。災害が出ると人災ばかりは言い過ぎとしても、防備が不十分なことが多い。防災は病気と同じ事前に防ぐのが一番、小火のうちに消し止めるのが最善だ。これだけ気象予報が正確になったのだから、それが十分生かせない原因を学者と政府は探ってほしい。

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手を打つ?女達

2019年08月29日 | 人生

          

 

 NHK朝のニュースに林田さんが出ている。レギュラーの女性アナウンサーが夏休みらしい。くっきりお化粧をして、引き締まった顔で放送している。これを見るとブラタモリでは結構リラックスしているのがわかる。私は勿論、ブラタモリの林田さんの方が好きだ。ファンの女性が三十過ぎて独り身だとイラつく悪い癖があるのだが、林田さんにも良い人が現れないかな、既に居るかもしれないが、と希望している。ファンだった滝川クリステルは四十過ぎていたしお相手がおやおやの有名男だったのでまず良しだったのだが、林田さんの場合は名も知れぬ一般男性だとよいなと勝手に思っている。

 芸能界の女性に適齢期があるのかどうか知らないが、失礼ながらこれで手を打ったなと感じることもある。女優となると高値の花?で普通の出会いは難しいようで、いわゆる青年ないし中年実業家と一緒になる例も多いようだ。やはり女性はどこかで子供を産みたいという気持ちが強いようで、大恋愛と言うよりはこの先出会いも少なそうだと手を打った感じがする。これは大変僭越失敬な憶測ではあるが、当たっている所もあるだろう。別にこれは芸能人でなくても、一般女性でもあることと聞き及んでいる。多少批判的に響いたかもしれないが、それが良くないとはいうわけではない。

 まあ男と女と言うものは、と数多い患者さんを診ていて思うのは、良い伴侶は選び切れるものではなくあるいは選ぶものではなく、誰にも運よく出会いがあるわけでもなく、それなりにそうなるというような運命もあるように思われる。幸せは自ら紡ぐものという教えもある。

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目に見えにくいAIの進出

2019年08月28日 | 小考

           

 

 今朝は小雨で涼しい。何だか今年は秋が早そうだが、油断は出来ない。ほっと身体を休めているところに猛暑がぶり返すと余計に堪える。気を緩め過ぎないようにして涼に一息つきたい。

 技術の進歩が世の中を変えて行くのだが、今のところ臨床医学の分野ではAIの足音は殆ど聞こえない。あと数年で自動運転のタクシーが現れるような予測があるが本当だろうか。幸い?臨床医はAIが進歩しても奪われにくい職業に入ってはいるが、何らかの影響は出てくるだろう。果たしてそれまで何年くらいかかるだろうか。おそらく五年もすると現役を退いているだろうから、AI診断や検査に触れて戸惑うこともなく終わるのかも知れない。

 中々日常の目に見えにくい最先端の工場では既にAI付きロボットが活躍しているらしい。そうでもなければ新品のパソコンが三、四万円で買えるはずはなく、確実にAIは技術産業を変えつつあるのだろう。確かなことは多くの人が取り残されると言うことだ。

 であるはずなのだが、どうもそれがマスコミからは見えてこない。芸能界のすったもんだや政治家の不祥事とスポーツの話題が画面を席巻している。インターネットや携帯は高々四半世紀でいつの間にか殆ど全ての人に浸透し、それがなかった世界を思い出すのさえ難しい状態になっている。インターネットや携帯が世の中をどう変えたのかといった研究は、学問的価値が低いのか変化が早すぎるのか、あまり目にしない。しかし、何かが確実に大きく変化しているはずだ。人間は人間本位に感じ考えるから分かりにくいのかも知れない。それと同じようにそれ以上にAIの進歩浸透は世の中を変えるはずだが、学者も十分ついて行けない様子に見えるし、日本の多くの政治家は旧態依然の感覚でよく分かっていない。せめて日本が立ち後れていると言うことを理解しておかないと、こんなはずではなかった令和になるだろう。二十年もすれば違う世界になるのに人間は新しいバージョンが出たからといっても、脳にダウンロードして追いつくことは出来ないからだ。

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トランプは慾張り村の村長

2019年08月27日 | 政治経済

                     


 五十数年前、厚生大臣を圧する勢いの実力医師会長だった武見太郎は医師の集団は3分の1は学問的にも倫理的にも極めて高い集団、3分の1はまったくのノンポリ、そして残りの3分の1は、欲張り村の村長さんだ」と喝破した。

 果たして政治家の場合この内容がどう変化するかは知らないが、慾張り村の村長が相当な割合で存在するのは確かだ。政治家の場合は背後に慾張り村人が控えているところが医師と多少違うかもしれないが、人間の本質を捉えた発言だと思う。さてその慾張り村の村長の最たる人がトランプで、そのために今回のG7サミットは首脳宣言を出すことができなかった。

 全く慾のない人は稀有だし、霞を食べて生きていけない世の中では何某かの慾も必要だろうが、トランプのように自分の利益だけで動いて他人の分まで横取りしていては、巡り巡って世界全体が落ち込み、分捕られた人たちの恨みを買い、結局は自分も落ち込むことになると思う。慾張りは利益だけでなく、権力亡者も慾張りの一種で習近平も慾張り村の村長なのだ。慾張り村の村長は上手くゆかないと他人のせいにするから本当に始末が悪い。

 武見太郎の喝破から学び、慾張り村の村長は1/3に留め、ノンポリを引き込んで、少しは相手のことも考えひいては世界全体をいくらかでも浮かび上がらせる首脳宣言を出せるようにしないと、首脳会議が烏合の衆になる。マクロンは賢いから同方向発言をまとめた紙切れを一枚提出したようだが、賢くても知恵が少し足りないように思う。まだ若く柔軟性はあるようだから一皮剥けてほしい。

 慾張り村の村長の問題は実は引きも直さず慾張りの村人のことで、別に遠い世界のことだはないと申し上げたい。

 さて私は学問的にも倫理的にも極めて高いというほどの自信はないし、さりとてノンポリでもなく、慾張り村の村長ではない。例外でも何某か役に立ちたいと思っている。

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