駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

雨で涼しい

2023年10月04日 | 爺のつぶやき

                 

 

 低気圧がもたらす雨が季節を移ろわすようで今朝は涼しい。と言っても平均気温なのではないかと思う。今までが暑すぎた。

 あちこちで思いもよらぬことが起きている。アメリカのマッカーシ下院議長が解任された。史上初のことらしい。ネットニュースによるとマッカーシー議長は政府機関の閉鎖を避けるため、与党にも配慮した「つなぎ予算案」をまとめたが、身内の共和党の保守強硬派、ゲーツ議員が大幅な歳出削減が盛り込まれなかったことに反発し、解任動議を提出。民主党に加え、共和党の保守強硬派の議員らも賛成に回り、動議は可決された。つなぎ予算が取らなければ政府機能に障害が生じ米国民生活に支障が生じるのでマッカーシ下院議長の判断は妥当と思われるのだが、自分たちの主張が通らなかったことに腹を立てた保守強弁派が賛成に回り可決されてしまった。

 アメリカは民主主義の国ということになっているが賞味期限が切れてきたのではないか。いつも曲がり角と言われる世の中だが、経験した七十年の記憶の中では今ほど先行きの不透明な感じがする時はなかったと感じる。次のアメリカ大統領選挙はバイデンVSトランプになりそうだが、どちらも世の中に光をもたらす感じがしない。もっと良い候補は居ないものか。日本には世界の規範となれる潜在能力があると思う。優れた人を選び出すのが民衆の智慧と申し上げたい。

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カリコ氏にノーベル生理学医学賞

2023年10月03日 | 人物、女

                

 

 今年のノーベル生理学医学賞がメッセンジャーRNAワクチンの基礎を築いたカタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏に授与された。カリコ氏は女性研究者でハンガリーで研究することが難しくなりアメリカに移住、そんなこと無理だろうという発想を評価されなくても粘り強く追及して今回の受賞につながる結果を得られたようだ。ちなみに900ドルを隠して持ち入ったぬいぐるみの持ち主の娘さんはオリンピックボートの金メダリストで、マスコミの見方が金メダリストの母からノーベル賞受賞の研究者に変わった。もっと女性の研究者をと発言されているようだが、日本では研究者だけでなく経済界にも政界にもと思う。

 たまたま新型コロナの流行があり新型コロナワクチンの基礎を築いていたことが今回の受賞につながったと思われる。日本ではノーベル賞とオリンピックの金メダルが鬼の首を取ったように騒がれる。海外では勿論高く評価されるが日本のように大騒ぎすることはない。高い評価に過剰な飾りつけがないようだ。ノーベル賞クラスの研究は毎年幾つもある。オリンピックの金メダルは世界新記録でないことも多い。

 ノーベル賞にもおそらく金メダルにも何某か幸運というものがあるのではと思う。幸運は何かを持っていた人、何かを忘れないでいた人に訪れるような気がする。

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山里で熊の被害

2023年10月02日 | 小考

              

 

 猛暑のせいか山のドングリなどが不作で熊が人間の居住地に出現し各地で人的被害も出ている。人間の自分勝手と言われても、こうした人的被害農作物家畜などの被害を聞くと野生動物保護に疑問が湧いてくる。山里の人に聞くと猿猪は悪性でどうしようもないらしい。棲み分けで共存というのは簡単だが、丹精込めた農作物をあっという間に食い荒らされる農家の人の精神的物質的被害を考えると駆除という言葉が浮かぶ。個人的には猿が嫌いで可愛いと言う人の気がしれない。現実的には難しいことと思うが、人間の生活圏への侵入を防ぐことは当然と思う。絶滅危惧種が問題になり、多様な生物が生存することの意義を聞かされ成程と思うが、人間生活への実害があるとそう言われてもという気持ちになる。

 勿論、熊猪猿などにも言い分はあるわけで、人間こそ侵略者と言っているかもしれない。

コメント (4)
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婚活難題

2023年10月01日 | 世の中

            

 

 ユーチューブのホーム画面には色々なユーチューブが上がってくる。おそらく私が過去に見たものを参考に興味を持ちそうなものをAIが選んでいるのだろうと思うが、どういうわけか結婚相談所の主催者Kさんの助言というか苦言が出てきた。何の気なしに見ていたら、婚活が上手くゆかない男女、特に女性に随分厳しいことを言っていた。厳しい指摘と言っても。成程そうだなということが殆んどで話し方も嫌味がなく、だから結婚相談所に入会しても中々結婚できない人が多いんだと言うことがよくわかる。基本的な礼儀というか常識がない人や自分を棚に上げて高望みをする人は話がまとまらない。それと結婚市場では女性にとって若さが何よりの価値ということに気付いていない女性が多いそうだ。

 私が書いてもしょうがないが女性は三十歳になる前に男だって三十五歳になる前にお相手を見付けたい。旬は短い。異性との出会いの少ない人は積極的に出会いを求めた方が良いようだ。周りに独り身が多いからと油断して、老後寂しいからと婚活を始めても手遅れというのがKさんの指摘だ。

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賞味期限がある

2023年09月30日 | 政治経済

                  

 

 子供の頃よく「小原庄助さんなんで身上つぶした・・・」とよく聞いた。「朝寝朝酒朝湯が大好きで、それで身上つーぶーした。もっともだもっともだ」となるわけだが、子供の自分にはもうひとつなんで朝寝朝酒朝湯が大好きだと身上がつぶれるのか理由がよくわからなかった。まあ、朝から酒を飲むのはよくないだろうなとは思ったが、朝寝朝湯が身上つぶすほど悪いとは思えなかった。社会人になって、八割方納得したが、現代では職種によっては朝寝朝湯は許容範囲のような気がする。

 今では朝寝朝酒朝湯よりも長期権力居座りの方が拙い怖いと考えている。生半可な知識でと言われそうだがダイエーがおかしくなったのは天才経営者だった中内さんが長すぎたせいではないかと見ている。勿論、長期でもうまく受け渡した例はあると思うが少ないのではないか。政治家も然りで、真っ先にプーチンが思い浮かぶ。日本共産党公明党の陰りには優れていても長すぎる志位委員長山口代表の問題があるだろう。政治家の長は十年、社長は二十年、零細事業主は30年が賞味期限のような気がする。経営学歴史学の専門家研究者はどのように分析しておられるだろうか。

コメント (2)
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