駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

U23が優勝

2016年01月31日 | スポーツ

  

  U23が宿敵韓国を逆転で破り優勝した。2点先制された時はまたやられたかと、嫌な気分になっていた。よく逆転できたと思う。逆転で勝てたことは、実力の証明だ。浅野は凄い。ここぞというところで決める最強の切り札、正にスペードのエースだ。顔もしゃべりもストライカーそのもので、見る前にシュートを放たれては、韓国のディフェンスも守れまい。どんなもんじゃいと自然に顔がほころんでしまう。

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黒田校長の鞭がしなる

2016年01月30日 | 政治経済

             

 業を煮やしたか、黒田校長の鞭がしなり、怠け者の教師達を零下の校庭に立たせ、素手で氷をリレーする罰を始めたようだ。氷は零下でも素手で持っていると冷たいし溶け出すので、急いで次の人へ渡さざるを得ない。そうやって日銀金庫にお金を預けさせないで生徒にお金が回るように仕向けたわけだ。果たしてそんな罰で生徒の成績が上がるだろうか?。

 経済学には疎くても人間心理にはかなり通暁している私としては、首を傾げざるを得ない。勿論、当座は何某かの効果があろう。しかし勉強というのは追い立てられて成果が上がるのは一面一過性に過ぎず、受験に効果はあっても入学卒業後は伸び悩む事も多い。

 臨床医の私に優れた経済政策が思い浮かぶわけはないのだが、閉塞感を打開しようというのなら打つ手は他に幾つかあると思う。人の交流移動とマスコミの自立をまず挙げておこう。

 イジメではない厳しさは社会の香辛料だと思う。いずれにしても零下の校庭で氷を持たされた教師が始めることを厳しく見てゆきたい。

 いつもケネディの言葉を思い出す。お前は何が出来るの?、己は何をするのか?。保身では身を守れない。他者を貶めても自分は浮かび上がらない。

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人生を分ける二断

2016年01月29日 | 町医者診言

             

 天気予報がよく当たるようになった。五十代以上の方は同意されるであろう。昔は昨日作った弁当を食べる時、二回気象庁と唱えれば当たらないとからかわれたものだった。今日は雨の中を歩いてきた。幸い寒さは和らぎ、冷たいと言っても耐えがたいものではなかった。

 人生がどうなるかは人知の及ぶところではないが、正直誰しもあの時ああしていればとがいうことが少なくとも二つ三つ、多い人は七つ八つあるだろう。二十も三十もある人は優柔不断というか神経質と思われる。俺は一つも無いという人は自信過剰というか神経鈍麻というか、あまりお友達にはなりたくない人だ。

 甘利元大臣も、まさかこんな事になるとはと今から振り返っているだろう。当然その時はさほど深く考えもせず、自然に手を出したのだろう。今から振り返れば、人生を左右する迂闊な行為だった事になる。

 反知性主義というのがある。その意味は字面とはちょっと違うようであるが、知性に関連づけて言えば、優れた知性が優れた判断決断に至るとは限らないところが、人生の難しさであり、反知性主義が出てくる所以でもあろう。

 とにかく判断と決断が人生を分ける二断となることは間違いないと思う。勿論、こうした主体的というか己の考えとは別に人生の綾というのもあり、意図しない気付かない思わぬ運命の糸というものもあるだろう。まあしかし、誰しも還暦で振り返れば、判断して決断して渡ってきた橋や飛び越えてきた断崖が幾つかあるはずだ。

 記者なら誰でも思いつく形容を使えば、あまりと言えばあんまりの迂闊な判断で決断した甘利氏はさぞかし臍を噛んでいるだろう。

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広い世界を旅する

2016年01月28日 | 

              

 医師会の会合で普段話すことのない少し先輩のK氏と話していて、海外旅行の話になった。是非、スペインに行ってご覧なさいと言われる。八日間あれば回れますよとにっこりされた。いつも連休に四泊五日でヨーロッパへ行くと言ったら、そんな短くてはと驚かれてしまった。なかなか長くは休めませんには、今行かなければ行けなくなりますよと忠告された。K氏は二人で医院をやられているし往診されていないので、長期休暇が取りやすいのだろうと考えていたら、それが読めたのか横からM氏が私の所は田舎だから、長く休んでも患者は文句を言いませんと言われる。本当かなあと思いながら、どうもそそのかされた気になった。

 確かに足から年を取るので、石畳の街を歩くのは今のうちかも知れない。自分はともかく、女房が健脚ではなく二百メートル歩くのも嫌がるようになってきているので、古希になるのを機にこれからは一週間の休みを取るかと帰り道に考えた。それにしても結構海外旅行を楽しんでいる同年配が多いのに少し驚いた。

 確かに広い世界を知る海外旅行は大きな楽しみだ。そして、地味なK氏や口うるさいM氏が海外旅行を楽しんでいるのを知ったのも、大袈裟だが心の世界を広げられた気がする。

 あんなにアイルランドにあこがれていた母は一度も海外に行くことができなかった。年老いてきた息子はせいぜい、時及行楽と旅に出ることにしたい。

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劇的薄氷に見えるが、しっかり勝った

2016年01月27日 | スポーツ

            

 昨夜はU23日本サッカーイラク戦を念力を送りながら観戦した。どうなることかという1-1の終了間際に原川が冷静にシュートを決め、劇的な勝利を収めた。目を疑う、信じがたい勝ち方だった。良くやった。

 自称セミプロ解説者の私の目から見ると久保は凄い。鈴木のセンタリングに合わせただけと謙遜のコメントだが、決めるところで決めることの出来るフォワードは日本には数少ない、貴重な存在なのを証明した。ハリルホジッチの食指が動いたのではないか。

 奈良の起用は問題だった。失点も誰も言わないが奈良のクリアがスローイングでなくコーナーキックになってしまったことに端を発している。好プレーも多かったのだが、ディフェンスは芽を摘むことと決め手を与えないことが第1の仕事なので、手倉森監督の意図は分からないが、岩波の方が良かったと言いたい。

 南野にはまだ合格点をやれない。一瞬だが判断が遅れてチャンスを逃している。もっと力があるはずだ。これではホジッチは呼ばないと思う。

 指摘する解説者が殆ど居ないようだが、室屋が素晴らしい。冷静で賢い好プレーが光った。彼に救われた場面は数多い。彼にもホジッチは食指を動かしているに違いない。

 手倉森監督を高く評価するが、ギリギリでの判断は未だ未だと感じた。武蔵の脚が吊った瞬間にすぐオナイウに代えられるよう、準備をしておくべきだった。動けない武蔵がピッチに居た時間、僅か二、三分だが、隙が出来ていた。イラクに司令塔が居らず助かった。監督の実力は本番最後の一瞬に間違いない判断が出来るかどうかにある。ジーコもザックも本番でちぐはぐをやらかした。今までの戦いで成長するのは、選手だけではなく、手倉森監督自身でもあるだろう。

 錦織、捲土重来。まだ先があるということだ。

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