駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

夜空を見上げて思い出す言葉

2011年01月31日 | 自然

           銀河蒼ければ人類滅ぶまじ

 これは天文が趣味だった親父の言葉だ。果たして今も銀河は夜空に蒼く輝いて見えているだろうか? 真夜中の帰り道、時々のこの言葉を思い出して、夜空を仰ぎ見るのだが。

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二人の指導者

2011年01月31日 | 世の中

 

 ムバラクと云う人、経歴をよくは知らなくても、25年以上大統領をやっているだけで、権力亡者であると断定できる。ほとんど病気なのだが、この人の首に鈴をつけるのに尊い幾多の命が失われねばならないとは、何ということだろうか。

 権力と云うのはある種の人達には麻薬のような陶酔をもたらすもののようだ。ある種の人達は実務の才能は乏しくても権力維持には悪魔的な策略が湧き出てくるものらしい。自分の権力維持が目的化している指導者の首に無血で鈴を付けることができないと、恐ろしいことになる。

 

 ザックジャパンが遂にアジアカップで優勝した。個々の個性を伸ばし、且つティームを一丸にまとめ、一人一人の足し算以上の新たな力を生み出し、劇的な勝利を収めた。

 例えば川島のポジション取りと連携ミスを叱責しながら信頼は揺るがず、そうして前向きの反省を引き出して、決勝での素晴らしいプレーを導きだした

 勝利の女神さえ、味方に付けた気がする。指導者の模範と思う。

 ムバラクを反面教師とし、ザッケローニを手本としたい。

 ザックジャパンに乾杯!。本当に素晴らしい奴らだ。

 

 

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忘れられがちな懐具合

2011年01月29日 | 医療

 医学の進歩には目覚ましいものがあり、我々末端の臨床医は学会や勉強会に行くたびに目を見張り、何とか幾らかでも進歩に追いついて行こうと決意し、どうも結局追いつけないと溜息をついているのが現状である。

 それはある意味、やむを得ないのだ。というのは情報量が幾何級数的(7,8年で倍の感じ)に増えているからだ。私が卒業した四十年前は内科学はおおよそ八くらいの専門分野に別れていたが、今では更に細分化され多分四十近い専門分野に分かたれるだろう。

 人間の能力はこの四十年で全く変わらないと思われるので、どうしても一人の人間の能力では覆いきれない分野が出て来てしまう。エッセンスの知識を修めることはある程度可能だが、単なる知識ではなくて技術と装置の進歩がついて回るので実践は困難である。そこで総合病院のティーム医療が必要になるのだが、総合病院でも一部しか実現できず、大きな地域格差が生まれているのが現実だ。

 医学の進歩報道は科学的な面に光が当たり、技術と装置の費用のことが忘れられがちで、一体幾らか掛かるかということは報道されない。保険診療の適応がないのものは、はっきり言えばあんたの収入では無理だよという進歩も多い。保険診療の適応になれば、医療費が増大するわけで、国の赤字が増え続けることになる。

 昔ハウマッチという番組があったが、技術と装置を要する進歩の恩恵には、いつもハウマッチと問うことを忘れてはなるまい。それに最先端の技術を身に付けた人は深いけれども狭く、専門領域を外れれば唯の人なので過大な評価には注意が必要なのだ。足下ばかり見ていては侘びしいが、足下を見ないと転んでしまう。

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日本の持病がでないか心配

2011年01月28日 | 小考

 日本人特有の病気と言えばいろいろあると思うが、まず筆頭は健忘症だろう。人の噂も七十五日とは昔の人はうまいことを言ったものだ。

 消費税は数年上げないと言った内閣の中枢に居た人が突然参院選で消費税をと言い出し、こっぴどく負けるや、あれは唐突だったと反省し言及しなくなったのも束の間、こんどはよそから筋金入りの消費税即決行論者で民主党を足蹴に批判していた与謝野(よその)大臣を連れて来て矢面に立たせ、消費税を導入しようとしている。どういう思考回路の持ち主なのだろうか。

 消費税がいずれ必要なのは、殆どの国民が承知している。財政を立て直すことが必要なのは自明のこと、改めて大仰に言われるまでもない。

 物事を完遂するのに深く関わるのはどのような経緯と方法で決定したかと指導者の信用度なのだ。突然方向転換し、無定見なマスコミと他党の人間を使って関門をすり抜けようとするなど、二流の指導者もしないことだ。とても信用できない。

 収入が足りないから増税。それも取りはぐれがなく、手続きが簡単で、所得が多く政治力の強い人の反対が少なく、数は多くても政治力の弱い低所得者への負担の多い消費税を導入というのは、素人の私でも出来る最も安直な方法だ。プロがそんな安手な方策に真っ先に飛びついてよいのだろうか。

 国民の方も健忘症があるから、マスコミや提灯持ちの解説者もどきに付和雷同し、なるほどそうかと洗脳されやすいので心配だ。継続は力なり、行き当たりばったりは崩れなり。

 

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痩せるのは難しい

2011年01月27日 | 診療

 

 生活習慣病の患者さんには小太りの人が多く、口を酸っぱくして体重を落とすように指導しているのだが、実際に痩せてくる人は十人に二、三人程度で、大半の人は努力してますの言葉も虚しく、ちっとも体重が減らない。中には太ってくる患者さんさえ居る。

 某病院の少食痩身の鶴野細子先生と違い、私自身もBMIが25前後を行ったり来たりしており、食欲と戦う難しさを重々承知している。それは良し悪しで、患者さんの色々の言い訳が感覚としてよく理解できるのだが、反面厳しさに欠けるかもしれない。鶴野細子先生の厳しさは患者間に知れ渡っており、お陰で痩せられた患者さんと落ちこぼれて当院などへ流れてくる患者さんとがいる。

 職員が女性ばかりのせいか、私も甘いものが好きだということが知れているせいか、小太りの女性患者さんからの大福、チョコ、煎餅など駄菓子の差し入れが頻繁にある。どうも差し入れのお相伴に自分用も購入しているのは間違いなく、狐と狸の化かし合いのようになっている。

 かくゆう私も、昼飯の後、むしゃむしゃないしポリポリと頂いた甘い物をデザートだからいいかとつい食べてしまっているのだ。あすなろの心境がよくわかる。

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韓国戦、値千金の勝利

2011年01月26日 | スポーツ

 アジアカップ韓国戦は両雄相譲らず、予想通りの接戦となった。

 PK戦でも勝ちは勝ち。ヨーシ!。

 前半で決めることができたはず。どんなに素晴らしいチャンスを作っても、得点にならなければ零点なのだ。ここぞという時に決められないのが以前からの課題であった。かなり改善、肉薄したがまだ薄紙一枚の壁が破れない。

 遠藤、岩政は良くやった。高く評価したい。

 前田、岡崎、本田、長友、今野には合格点をあげよう。

 川島はPK戦では殊勲者だが、試合の中ではバックとの連携ミスが散見された。キーパーの仕事はキャッチングだけではない、要注意。

 香川は身体のプレーは合格点だが、判断の遅れがあった。瞬時の判断を。

 長谷部は疲労があったか、出来が悪く後追いが多かった。主将の焦りは禁物。

 内田はちょっと消極的で、持ち味の速さ鋭さに欠け、ひ弱さが目立った。イエローカード。右サイドには課題が残る。

 ザックの真価はこれから問われる。オーストラリアには戦略が有効、よく考えて、急所を押さえてくれるだろう。頼もしい監督だと感じている。

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片言散歩

2011年01月25日 | 町医者診言

 サックジャパン準々決勝は宿敵韓国。勝てるのではないか。何としても勝ってほしい。守りは中を厚く、攻めは端から切り込め。遠藤と長谷部の動きが鍵。あのいやらしくタフな動きを交わし、揺さぶれば勝機が生まれる。

 不合理は正せるかも知れないが、不条理は難しい、それは神の領域。最小不幸社会は干涸らびた響き、発信する言語力の乏しさを露呈している。野党なら得意技の反発力で十分やれたが、与党の首相には能わず、最善は身を捨てることと見る。

 インフルエンザが流行ってきた。ワクチンの効果は七割程度、検査の感度は八割程度。それをかいくぐってきた症例をどう扱うか。それをどう感じるか。最前線では誠に微妙な問題で、直ぐ納得して頂ける患者さんは有り難い。

 見上げる山並みの一番奥は白銀、朝は陽を浴びて鴇色に輝く。あの向こうは雪国、別世界が広がっているのだろう。こちらは寒いと言っても手袋で凌げる寒さ、プラットフォームでは足踏みをしても、電車の中は暖かく、眼鏡の曇りが消えるのを待って手袋を外し束の間、出版社の小冊子、波、本の窓、ちくま・・を拾い読む。さまざまな小優品がひしめき、その確かな手触りを愛でるうち、覚えず医院に辿り着く。

 

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介護の相互作用

2011年01月24日 | 医療

 

 介護は身体だけでなく心にも負担がかかり重労働である。最近は所謂老老介護が多く、88歳の爺さんを83歳の婆さんが面倒を見てるような例は多い。個体差はあるけれども腰が曲がり始めた婆さんと身体は不自由でも口うるさい爺さんのような組み合わせがよくある。

 傍から見ていると気難しい人をよくこまめに面倒を見られるなあと感心するのだが、婆さんばかりに負担が掛かって可哀相に見えて微妙に違うのが夫婦の面白いところだ。実は婆さんがある程度元気なのは爺さんを面倒見ようという覚悟だか、愛情だか、義務感だかよくわからないが、使命感のようなものがつっかい棒というかエネルギー源になっているのだ。

 中には、口はうるさくても身体は不自由のため遂に主導権は妻側に移り、爺さんをコントロールできる楽しさ?が出て来たように見える婆さんも居る。

 例外はあるけれども、七十代までだと爺さんを送って、やれやれと羽を伸ばして何年も否数十年も元気に余生を楽しまれる方も多いのだが、さすが八十代だと面倒を見る対象が居なくなって、つっかい棒が外れたか、急に認知が始まったり、歩行が覚束なくなる婆さんが多いという印象がある。

 思うに難儀なようなことでも、仕事と云うかやらなければならないことがあると人はどこからか活力が出てくるものらしい。だから婆さんは大変そうに見えても、そのことによって元気で居られるという側面もあるのだ。

 勿論、だから負担を掛けてもよいと言っているわけではない。

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本当に心配なこと

2011年01月23日 | 町医者診言

 今年に入って菅首相の目つきがますますおかしい。表情も別人のようだ。平常心を失って視野が狭まっているのではないか。

 精一杯やっても不人気で、首相の座に固執する菅さんが焦り苛立つのは並みの人としてならわからんでもない。ただ、首相がそんなことで良いわけはない。

 居直り、不人気を人のせいにして、皮相のマスコミに便乗し小沢氏を悪者に仕立て、人気浮上を図るなど笑止千万。

 指示に従わないから悪者だろうか。自分の指示の仕方や扱い方に問題がないだろうかと内省の心を持つのが成熟した政治家と云うか人間の思考だろう。

 似た考えの人ばかりを集め自分は後ろに隠れて、凝り固まった思考で突き進もうとしているように見える。異見を入れず硬直化すれば、大局を見失しない日本を破局に追い込むことになりかねない。菅個人のことならそれでもよいのだが、日本国のことだから冗談でなく心底心配している。

 寛容と忍耐の精神そして余裕と明朗な心なくして危機は乗り越えられない。心貧しく卑しい人は人を救うことができない。

 翻って野党も頼りない。マスコミは政治不信とか政治離れとかわかったような使い古された言葉に短絡するが、政治不信政治離れが蔓延しても、政治が改善されるわけでも政治の意義が失われるわけでもなく、政治劣化のつけは国民に回ってくるわけで、決して突き放して済む問題ではない。現在の停滞はマスコミにも大いに責任があると思う。客観仕立ての世論調査と政治と金などのキャッチフレーズは方法論の科学的検証と中身の吟味がなければ、羊頭狗肉を売るものだ。

 玉石混淆であるが、いや玉石混淆だからこそインターネットの世界に幾筋かの光明が見える。

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ザックジャパン逆転勝ち

2011年01月22日 | スポーツ

 よくあれだけの不利な状況の中で勝利をもぎ取った。

 アウェイで一人少ない10人そしてホームタウン寄りの審判に抗してよく勝てた。正直応援していて、何度もう駄目だと思ったことか。

 この試合では冴えなかった伊野波に最後に勝利の女神がほほ笑んだとは、不思議なことがあるものだ。

 まったく下駄を履くまで何が起こるかわからない。ザッケーローニ監督も珍しく渾身のガッツポーズで喜んでいた。

 次も楽しみにしている。

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