駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

藤井敗れる

2024年06月21日 | 趣味
            

 まさかということが起きた。人類とは思えない強さの藤井八冠が伊藤匠七段に敗れ七冠になってしまった。今期に入り永瀬九段などにやや不調ではと言われていたのだが、調子を落としていたのだろうか。勝勢から逆転負けするなんて、今までの藤井には考えられないことだ。
 大谷も一時通訳の不祥事で調子を落としていた。やはり二人とも人間だった。
 伊藤が勝てるならと端から気勢を削がれていた棋士達が新たな戦略で向かってくるだろうから、藤井七冠もこれから大変だろう。しかし、タイトルの数など気にせず目の前の一局に全力を注ぐ人柄なのでこれからも名勝負を楽しませて貰えると思う
 十一連敗からの奪取、師匠はありがたいね。師匠の宮田八段は伊藤が勝ちますと断言していた。

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豊島九段一勝返す

2024年05月20日 | 趣味
          

 将棋名人戦で豊島九段が三連敗の土俵際で一勝を返した。三手目の1六歩の変化球が功を奏した模様だ。唯、どうも僅かに藤井井八冠に不調の兆しがある。今までの藤井名人だと不利から盛り返せば再逆転を許さず勝ち切ってきたのだが、本局は再逆転で負けてしまった。AI越えの手を指すなどと称賛される藤井名人も人間なので疲れてきたか、周りのワンパターンの扱いに倦んだか、あるいは年頃の悩みでもあるのか。
 とにかくこれだけ有名になると何処に行っても気付かれ、人に気を遣う名人は気が休まらないのではと思う。
 観戦するファンとしては一局でも多く熱戦が見られるのは嬉しいのだが、私は老爺心といわれても将棋以外のことで藤井名人が疲弊しないようにしてあげたい。
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藤井八冠強すぎ

2024年04月25日 | 趣味
          

 将棋名人戦第二局、二転三転白熱の終盤だったが、最後に間違えた豊島が負けた。藤井名人負けそうになった時の粘りというか煙幕も凄く、勝負に掛ける執念は豊島を上回っていたように見えた。この敗戦は接戦だったので挑戦者にかなりの痛手になったと思う。
 戦術よりも相手が藤井名人だからという恐れを取り除くことが必要と観測した。技術的なことはわからないが攻守のバランス一貫性が重要と思えた、微かな迷いで負けたと思う。
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上には上が

2024年04月13日 | 趣味
           

 二十年近く絵を習い描いてきてそこそこ描けるようになったと自負していたが、絵画愛好家の春の展覧会を見て回り、上に上があると誠に当たり前のことに気付いた。慢心していたつもりはないが、もっと優れた描出が出来るように研鑽したいと思えたのは良かった。高みを目指して半歩づつでも歩み続けたい。
 これは七分通り完成したグラスだが、描き進めればきりがなくどうなってゆくか自分でも予想がつかない、それも楽しみなのだ。
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地力の八丁味噌圏

2024年04月11日 | 趣味
             

 将棋名人戦が始まった。私は有段者と言っても将棋のことを少し知っている程度で、プロの指す将棋を解説無しで味わうことは殆んどできない。それでも今期名人戦は挑戦者が藤井名人がデビュー時代に苦手としていた豊島九段で、しかも同郷の八丁味噌圏の戦いで楽しみにしていた。
 それが期待通り初戦から見たこともない戦型で、第一日目から固唾を飲んで観戦する展開になっている。将棋は囲碁に比べ一手の持つ重みが僅かに大きくやや狭い印象があるのだが、今回の名人戦はそうした印象を覆しそうな感じがする。
 信長秀吉家康を輩出している八丁味噌圏だが、現代では関東関西に挟まれ地味な扱いを受けている。しかし地味でも地力はあり、それを象徴する名人戦と観測する。
 封じ手は千田翔太八段予想の8二飛車ではないかと思う。
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