駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

今夜は見逃せない

2017年08月31日 | スポーツ

            

 今夜はハリルジャパンVSオーストラリア戦だ。勉強会役員の慰労会を欠席して観戦予定だ。何としてもホームでのこの試合に勝たないとワールドカップ出場は危うくなる。

 どんずまりの今になってもハリル監督に対する批判には厳しいものがある。二流監督だ、日本人の体質に合わない作戦をとるなど喧しい。しかし選手は監督の意図を理解してきているし、セミプロサッカー評論家の私はハリルを支持している。指揮官を支持しないで勝てるわけがない。一番の問題は守備なのだが、川島を信頼したい。吉田はちょっとおっちょこちょいの所があるので後ろから注意して欲しい。ビッグマウスの本田を使う理由はない。ポイントは本田でなく長谷部なのだ。久保は右で使うことだ。香川は必要。トップは大迫がいい。後半戦タイで折り返した場合、選手交代で誰を使うかが大きなポイントになるが、岡崎と武藤をあげておきたい。選手交代は後半十五分から三十分の間に二人変えるのがよい。ぎりぎりで矢継ぎ早に変えても効果はない。中盤は長谷部山口の組み合わせが良いと思う。体格では劣るので速さと揺さぶり勝負することだ。恐いのは守備でのミスだ。速さは身体の動きだけでなく、判断にも求められる。次の次まで読んでプレーして欲しい。審判も問題、早めに審判の癖を見抜くことだ。

 はっきり言ってオーストラリアは強い。ぎりぎりの勝負になる。希望も入るが、失点を1に抑えられれば2対1で勝てる。

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手遅れ医者よりも

2017年08月30日 | 町医者診言

 

 落語に手遅れ医者というのが出てくる。難しい病気は何でも手遅れで済ます医者をからかっているのだが、医者に言わせれば多くの場合、患者側にも責任があり、医者に立つ瀬もある。

 冗談のような本当の話。昔病院に居た頃、このごろ炬燵にうまく入れなくなったと胡麻塩頭のおじさんがやってきた。診察室の椅子に座れば一目瞭然、腹水が溜まって妊婦のようなお腹をしている。これでは炬燵に入りにくくなるわけだ。炬燵に入ってテレビを見ながら酒を飲む生活、酒がなくなれば奥さんを怒鳴り散らかして酒を買ってこさせる生活。いつの間にか肝硬変と低栄養で腹水が溜まったわけだ。残念ながら手遅れで、いったん良くなったが数回の入退院の繰り返しの後、三年ほどで亡くなった。

 以前にも指摘したのだが、北朝鮮の核とミサイル、ここまで来てしまうと刈り上げ将軍が申し訳ありませんと膝を屈することはない。外交政策は手詰まり、平たくいうと手遅れなのだ。核保有の北を認めるか、軍事作戦を強行するかしかないのだが、軍事作戦はとばっちりが大きすぎて無理なので、渋々核保有の北を認めることになるだろう。認めればそれなりのブレーキも効くだろうし交渉にも乗ってくるはずだ。勿論、色々な記憶があるので、安倍さんとはぎくしゃくするだろうから、二階さんに交渉にあたってもらうと良い。二階さんは悪魔とでも取引のできる方だ。

 実は公然の秘密のオプションとしてゴルゴサーティーンに頼む手もある。麻生さんが外相なら、公然と口にしているだろう。

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理解できない指導者に囲まれる

2017年08月29日 | 町医者診言

 

 午前六時ごろ、北朝鮮のミサイルが北海道上空を飛んで襟裳岬の沖合千数百キロに落ちたらしい。何をしでかすか分からない刈り上げ将軍の指令だから有り得ることだろうが、普通の人間には迷惑としか感じられない。米韓の軍事演習に対する警告だという解釈らしいが、なぜ襟裳岬の沖を狙ったのだろう。90度南に向ければグアムだぞという暗示だろうか?。太平洋を挟んでミーファーストの将軍と大統領、お互いに中々知恵があると認め合っているようだが、知恵の前に悪が抜けている。外務省防衛省はいろいろ分析していると思うが、中に精神科医や心理学者も含まれているだろうか。常軌を逸した指導者が増えている、まともな人間では分析しきれない気もする。

 尤もこの頃はネットニュースを見ていると針小棒大優先順位の逆転・・・、殆どイジメのような報道が溢れている。ポピュリズムというのは下司路線のことかと思えてくる。勿論、優れた番組報道も健在だが。玉石混交の情報が溢れる時代、石どころか屑も多い。審美眼を磨かないと目が回って溺れそうだ。

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基本の基

2017年08月28日 | 小考

  

 今朝は秋風が吹いていた、もう秋だ。セミの抜け殻は落ちていても蝉の声はしない。さすがに二十分歩けば多少汗ばむが、秋の気配ではなく秋が来ている。今日から二学期の小中学校も多いようだ。

 いつまでも忙しく、最後のご奉公の公務で日曜日が半分潰れた。何とか来年には寄る年波を理由に交代して貰おう。七十歳の声を聴くと、個人差はあるが年齢的な変化が起きてくる。七十五歳になれば介護保険を申請する人もぼつぼつ出てくる。健康の診断は簡単、素人でもできる。きちんと歩けて飯が食べれて人と話しが出来、痛みがなければ、多少の物忘れはあっても尿が近くても健康と言える。さっさと歩け飯が旨く楽しく話ができれば、太鼓判が押せる。それに配偶者が居て、かかりつけ医が居れば鬼に金棒だろう。尤も配偶者とかかりつけ医には多少の当たりはずれがあるかもしれない。それは巡り合わせというものだ。

 民進党の党首選挙も佳境に入ってきた。枝野前原には大きな差はないのだが、報道は違いを際立たせるようなものが多い。二人とも恵まれない全ての人に政治の手を差し伸べようという基本は一致している。気になるのは垣間見える前原さんの弱さだ。一部支持者に引き倒されないように、それは違うと言って党をまとめきれるかが鍵だ。枝野さんは理路整然としていることが革新的?のように受け取られて妙な嫌悪感を抱かれているのではないかと懸念する。私にはどこにでも居る普通の人に見える。

 もう一つの問題点は議員と党支持者がずれていることだ。これは議員の方に問題があると思う。十分に民進党の基本理念を理解しないで民進党議員になって居られる方が居るということが伺われる。分裂はないと思うが離反者は多少出るかもしれない。支持者の声を聴かない議員は基本の基を忘れている。俺の考えをというのは間違いの元、社会の中隅々まで入ってゆき、何が政治に必要とされているかを見出して動くのが政治家の基本と思う。

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悪さをする魔女

2017年08月26日 | 世の中

  

 少し若く見えるせいか、「先生はお元気ですね」とよく言われる。そう見えるらしいが、実はそうでもない。まず人並みに記憶力の低下があるし、歩くのも少し遅くなった。前立腺肥大があり尿が我慢しにくい。十代からの頭痛持ちである。そして四十代から時々魔女の一撃(ぎっくり腰)を食らうようになった。幸い?頭痛の頻度と程度は年を取るとともに軽減し、還暦を過ぎてからはさほど辛くなくなった。ぎっくり腰も二三年に一度なるのだが、此れも最初の頃に比べれば軽くなり、トイレ歩行もなんとか可能だ。

 他に高血圧症と脂質異常があり四種類の薬を飲んでいる。薬を飲み始めて四半世紀になる。父も母も高血圧で薬を飲んでいた。母は頭痛もちで時々寝込んでいた記憶がある。親は有難いけれども有難くないものも呉れた。さしたる親孝行はできなかったが、まずは親よりも長生きできた。既に母の享年を越えたので父の享年を越えるべく八十歳が次の目標だが、鬼や魔女のいる世界、明日のことを言って笑われては困る、日々をひっそりゆったり生きてゆければ十分と思っている。

 日本人は横並びが好きだから、隣のおばさんが検査したからと、ちょっと頭が重いくらいでも脳の画像検査を受けに行くおばさんおばあさんが後を絶たない。本当は自費で検査して欲しいのだが、証明写真のように検査をする脳神経専門医が居られる。まあ、万が一ということがあるから受診されれば拒否するのは難しいだろうとは思う。みんな年相応と言われましたとニコニコ顔で帰ってくるが、まあそれは素人の感覚、我々は胃カメラはやっても脳の画像診断はしない、勿論、麻痺や言語障害が出れば別だが。秀才の誉れの高いK先生、五年ほど前うっかり脳のCTを撮ってがっくりされていた。これが俺の脳かというほど委縮していたのだ。お話してはまったく呆けは感じなかったが、一昨年七十三歳で引退されてしまった。これも魔女の悪さの気がする。

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