
トランプの主張を読み解くと書けば、素人に何が分かるかと言う反応が返ってくるだろう。しかし、トランプの主張を理解するには専門的な知識は要らないような気がする。もし要るとすればいくばくかの心理学や精神医学の知識経験のように思う。
MAGA(もう一度アメリカを偉大に)という主張は単に自分が偉く感じられ自分の主張が通り羽振りの良い時代を取り戻そうと言っているように聞こえる。一体アメリカが偉大だった時代とはいつで、そんな時代があったのだろうかと思う。大体、偉大なは国を形容するにはそぐわない言葉だと思う。私は歴史学者でも政治学者でもなくこれは感想に過ぎないが、アメリカが偉大とすればそれは自由と民主主義を追求してきたところにあるのではないか。トランプの言う偉大は自由と民主主義の具現ではなく、もっと儲けて羽振りよく威張れる状態を意味するように見える。根本にアメリカは損をしている尊重されていない、もっと儲けられるもっと感謝されてよいはずだと思っている節がある。アメリカは同盟国にたかられ敵対国につけいれられているという感覚があるのは間違いなさそうだ。
トランプ大統領にはアメリカが強大になれたのは自由と民主主義の素地から出自身分に関係なく能力を認め生かす社会を構築し広大な国土で石油や農産物資源に恵まれていたからで、単に儲けるのが上手かったからではないと申し上げたい。