ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

虹の向こう

2017年10月24日 | ノンジャンル
手段、方法というのは、なにがしかの目的を
達成するために講じられる試行錯誤である。

目的をゴールとすれば、そこへ至る道は幾通り
でもあるし、行く方法もいくらでもある。

さて、面白いのは、ある目的が達成されると、
新たな目的を求めるのが人間の性である。

それは達成したものよりも、さらに困難で、
時間のかかることであることが多い。

つまり、一つのゴールにたどり着けば、
次のゴールを決めずにはおれないということだ。

この時、達成された当初の目的は、新たな目的達成の
ための手段、方法、あるいは布石となる。

必要に迫られて、断酒を開始したものは、あらゆる
手段を使って飲まないように努力する。
つまり、断酒の継続が目的なのである。

ところが、それが安定してくると、断酒は自身の
生きる目的のための手段であることに気が付く。

その時にこそ、いわゆるお酒に囚われた心の
真の解放がある。
要するに、飲んでいる場合ではないのである。

目的がさらに大きくなれば、それまでの目的は
またひとつの手段、布石となる。

生きるとは、この繰り返しかもしれない。

虹を見たいと歩き続けてきた人が、虹を見た時、
今度は、虹の向こうを見てみたいと思うのである。






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2 Comments

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Unknown (白猫)
2017-10-27 22:31:37
善は目的であるが次なる善の手段となる。
究極目的は幸福、
「二コマコス倫理学」アリストテレス

虹の向こうを夢見て虹を追いかけます^^
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Unknown (jetlinks)
2017-10-27 23:57:17
虹の向こうは闇、それを超えて
見える虹の向こうは眩い旭日。

必ず光が見えると信じて、進むのみです。^^
返信する

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