ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

表裏

2017年09月18日 | ノンジャンル
台風一過の青空に、澄んだ空気のせいか、山の緑が
キラキラと眩しい。

人の善悪など、区別できるものではなく、
表裏一体のものである。
一方を否定することは、全体を否定することになる。

墓参りに出かけて、母親というのは、大体において
肯定の人であったかと思う。
反して、父親は、否定の人であった。

とはいえ、いずれも肯定ばかりではなく、
否定ばかりでもない。

肯定して、ありのままの良いところを伸ばす。
否定して、より良きを目指すよう励ます。

片親というのは、一人でその二役を果たす
という点で大変なことであろう。

両親に育まれたことを感謝すべきかと思う。

明日が見えないどん底の今日でも、一条の光を見出し、
有頂天の今日でも、明日の急転直下を覚悟する。

良いことばかりでもなければ、悪いことばかり
でもない。

トントンなら上々というべきか。

無意識下では、心身共にバランスを取ろうと
している。
意識下でアンバランスを感じるなら、基本中の
基本に還ることである。
食べることと、寝ること。

心身の不順は、この基本の不順によるところが
大きい。

台風が過ぎるとともに、秋が色濃くなる。

表も裏も、善も悪も、光と影も一体と思い合わせて、
さて、自分は今日をどう生きるかを、これからも
問い続けていくのみなのである。