ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

輝き

2009年09月17日 | ノンジャンル
太陽は地球が誕生する以前から存在し、輝き続けている。

陽のあたる側と、当たらない側があるのは、
丸い地球の勝手。
昼と夜があるのも、自転する地球の勝手。
雲が広がって日差しを遮り、地上に雨を降らすのも
地球の勝手。

晴れた日も、雨の日も地上の生には必要なもので
あるのに、晴れれば気分爽快、雨なら鬱陶しく
感じるのは人間の勝手。

そんな勝手な思いなど歯牙にもかけないで、
恒久とも言える長い年月のあいだ、輝きを止める
ことのない太陽。

だからこそ、太古の人は太陽を拝し、跪いたのである。
そして、外に太陽を拝しながら、自らの内に太陽を
求めたのではなかったか。
外なる輝きに、内なる輝きを見出そうと
したのかもしれない。

一瞬たりとも停止することなく、あくまでも
輝いていることがまるで己の使命であるかのごとき姿に、
人は自身の内を照らし、自ら輝くことを切望したに
違いない。だからこそ、再びその姿を現す夜明けに、
人は太陽に拝跪してきたのである。