ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

ヘキ○ゴン

2009年09月14日 | ノンジャンル
映画や舞台は「観る」、「聴」くという一方通行であるのに
対し、テレビ番組は視聴者参加型の企画が多い。
殊に、クイズ番組などはその最たるもので、
長年テレビ番組のジャンルの中でも主要な
位置を占めてきた。

クイズ番組を通して、様々な知識を得るということも
大いにあり、机上の勉強よりも、 視覚的、聴覚的、
あるいは動機づけともいうべき手法によって、意外に
その知識が深く記憶されるという効果もある。

家族でクイズ番組を見ていれば、時に父親の威厳を高揚する
ことにもなるが、それは専ら年の功に過ぎない。

ところで、最近の視聴率の高いクイズ番組に関して言えば、
クイズの内容についてはごく一般常識的な問題が多く、
どちらかと言えば自身の知識の確認と、子供達の勉強の
習熟度を量るということになっている。
ところが意外にも、誤って記憶している知識に気づかされる
ことも少なくない。

ただ、表題の番組については、クイズ番組というよりは、
バラエティーに分類されるべき内容なのだが、要するに
ごく一般的な常識問題に対し、「おバカキャラ」と
称されるタレントが繰り出す奇想天外な珍回答が
面白いという趣旨である。

つまり、視聴者を思わず唸らせる硬派で難易度の高い
クイズ番組とは逆に、あまりにも 世間ずれした
おバカタレントを見て、優越感を楽しめるという
設定になっている。
心理的に見ればなかなかうまい手法である。

さて、この題材を元に考えたのは、今も昔もその人が
どれほどの知識があるかという事が一つの価値判断基準と
されてきたのが、ようやく知識自体には価値がない
という事を認識するようになってきたのかと
いうことである。

おバカタレントは、馬鹿なのではなくて、知識がない、
つまり知らないだけなのである。
知らないだけなら、知れば良いことである。
知識というものは、生きていく上の様々な知恵を発動する
源であり、深ければ深いほど 知恵の発動は様々に
展開し得るであろうが、知識自体に価値はない。

具体的な生活において必要なのは臨機応変な知恵であり、
いくら知識があろうと座して 何もしなければ、その知識は
用を為さない。つまり価値がないことなる。

一般的な常識が足りなくとも、しっかりと仕事をし、
自立して生活をし、さらにその活動も多くの新たな展開が
期待できる中で、明るく元気な彼らの姿は、知識偏重の
世の中の行き詰まりを打破するもののようにさえ思える。

知識はないかもしれないが、元気と笑顔に溢れている姿の
裏には、健全な精神と、肉体と、知恵に支えられた逞しさが
見えるのである。

知識のないおバカタレントの珍回答を笑い、ただ優越感を
楽しんでいるようでは、それが番組の狙いとはいえ、
本当に大切な事を見落としてしまうように思えるのである。



キリ番ゲット

2009年09月14日 | ノンジャンル
断酒開始の年が暮れ、新年よりこのブログを始めて、
3年と9ヶ月。断酒自体も4年を越えて、カウンター
40,000というのは、一つの節目です。

ゲットされた方は、これまでコメントなども頂いて
いませんので、どなたかはわかりません。
それでも記念すべき偶然ですので、お気付きであれば
ご連絡ください。

日曜日の午後6時28分頃にこちらへいらっしゃいました。
その前は、「あなたといた14年」という依存症者の
元妻の方のブログを閲覧されていたようです。

IPを公開することはできませんが、北海道の
方のようです。

お心当たりのある方は、是非ともご連絡くださいね。

お待ちしています。 ^^