新年明けましておめでとうございます。
2008年初頭に毒入り餃子事件が発覚しましたが、結局原因が解明されないまま新年を迎えました。
また、後半には中国製品のメラミン混入事件、輸入米の汚染米事件と次々に食品の安全性に関して疑問を抱かざるを得ない実態が明るみになった年でした。
国政レベルでは、すぐにでも衆議院の解散が行われるような雰囲気でしたが、麻生首相の支持率が下がり続けて、結局解散は年を越し、場合にっては解散ではなく任期満了による総選挙になるのではとの声も聞かれ始めています。
日本国内の動向とは別に、アメリカでは黒人系の大統領が誕生しました。
これまでのアメリカでは考えられない出来事でした。
しかし、アメリカのサブプライムローンに端を発した経済不況が勃発し、その不況の規模は100年に一回とも言われ、出口のないお先真っ暗の時代に突入して迎えたのが2009年です。
人類の歴史がこれまでに経験したことのない激動の時代を我々は生きているのです。
こんな時代的背景の中での浦安市議会の2008年はどのようなものだったのでしょうか?
2008年3月議会の真っただ中に、市の教育委員会の職員の逮捕がありました。
本会議中での逮捕です。
当然議会に激震が走り、事件真相追及のための特別委員会ができてもおかしくないのに、まるで他人事でした。
どこか遠い国での出来事と浦安の市議には映ったのではないでしょうか?
その証拠に、誰もこの事件を議会で取り上げませんでした。6月、9月、12月と逮捕後3回も本会議が開かれましたが、誰も問題視しませんでした。
この事件は19年6月の入札を巡るものでしたので、10月に行われた「19年度決算委員会」では当然問題になるだろうと期待したのですが、こちらでも皆無でした。
「職員が逮捕されても、市議は取り上げない」、それが私は不思議でした。
私は刑事記録を読んで、それを基に6月議会で取り上げたら、この事件に関する私の発言のほとんどが議事録から削除されてしまいました。
この削除、市長の提案でしたが、最終的には議会運営委員会に諮りましたが、削除することに異議を唱える委員はゼロでした。不思議でした。
2008年12月24日、T小で2003年に発生した強制わいせつ事件の民事判決が下されました。
原告一部勝訴です。
この事件に関して市長はこんなことを言っていました。
「このT小事件問題、先ほどから刑事事件として1審、2審無罪となったことをいつまでもまさに事件があったことのように取り上げること自体人権侵害ではないかというふうに私は思っています」
つまり、私が何度も議会でとりあげたことを「人権侵害」ではないかと言ったのです。
しかし24日の判決では、当時の児童の頭を叩いたり、胸を触ったりしていたことが認定されたのです。
私が議会で取り上げることが人権侵害ではなく、問題の教諭がしていたことが人権侵害なのです。
市側の答弁や議会の多数の意見とは、私は平行線になることが多いのですが、2009年もこの平行線は変わることがなさそうです・・・。