おなじみゴキブリ。元来ゴキカブリだった、と歌人・小池光がいう=日経21日・文化面。
明治半ば、「生物学語彙」なる本の出版に際し「○○(ゴキブリ)」という漢字=ムズカシイので省略(笑)=にルビをふるさい、間違ってゴキブリとした。これが、定着したとか。
へーぇ、そうなの。手持ちの国語辞書をチェック=○版×刷は略。
▽ 現代国語例解;御器かぶりの変(と断定)。
▽ 新明解;同様に断定。
▽新潮国語;御器齧り(ごきかぶり)の転という(たくみに断定を避ける)
三省堂は触れず。では、国語辞典の先覚者「言海」=明治37年が初版=はゴキブリ、ゴキカブリともなし。代わりに「ごきあらひむし」と。では、庶民レベルでは「ごきあらひむし」だったのか。
昭和7年から刊行された、言海の後継・大言海は「ごき(合器)かぶり」「ごきぶり」とも掲載。このあたり、後出しジャンケンか。おかげで久しぶりに辞書チェックが出来た。辞書編集者が苦心する様子がうかがえる。
明治半ば、「生物学語彙」なる本の出版に際し「○○(ゴキブリ)」という漢字=ムズカシイので省略(笑)=にルビをふるさい、間違ってゴキブリとした。これが、定着したとか。
へーぇ、そうなの。手持ちの国語辞書をチェック=○版×刷は略。
▽ 現代国語例解;御器かぶりの変(と断定)。
▽ 新明解;同様に断定。
▽新潮国語;御器齧り(ごきかぶり)の転という(たくみに断定を避ける)
三省堂は触れず。では、国語辞典の先覚者「言海」=明治37年が初版=はゴキブリ、ゴキカブリともなし。代わりに「ごきあらひむし」と。では、庶民レベルでは「ごきあらひむし」だったのか。
昭和7年から刊行された、言海の後継・大言海は「ごき(合器)かぶり」「ごきぶり」とも掲載。このあたり、後出しジャンケンか。おかげで久しぶりに辞書チェックが出来た。辞書編集者が苦心する様子がうかがえる。