ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

まちがえやすい慣用句

2006-07-27 15:44:07 | 雑記
文化庁の「平成16年度国語に関する世論調査」によると、慣用句を3割以上の人が誤用しているという結果が報道されていた。
報道された「愛嬌を振りまく」を「あいそ(う)を振りまく」とか「あとで後悔した」には「それは違う」と言えた。
しかし「怒り心頭に達する」は良いんじゃないの?と思ってしまった。(恥)†・・・~(m~_~m)
心頭の「頭」は本来「辺り」という意味なんだ。「頭にくる」という風に思っていたから・・・。
「怒り心頭に発する」を選んだのは14%というから、私のような人も多かったんだろう。
慣用句を適切に使うことによって、それだけ表現内容が豊かになり、言葉の理解を深めることになるが、 思い込んでしまっていると、修正が難しいものだ。
ニュースなどではプロだからずいぶん気をつけているだろうに、「排気ガス」といっていたアナウンサーがいて、『あれ?』って思ったことがあった。(自分の事は棚に上げて、、、ね(ヾ(@^▽^@)
「排出ガス」か「排ガス」だよね。「犯罪を犯す」も重複表現で「罪を犯す」が正しいし、元旦の「旦」は朝の意味だから「元旦の朝」はバツで「元日の朝」としなければいけないということも、意外と知られていない。

一般的に間違えやすい慣用句の例がいくつかあった。

1)火蓋を切って落とす→火縄銃の火蓋のこと。従って切っても落ちない。正しくは「火蓋を切る」
2)耳障りのいい音楽(本来は不愉快に感じたりうるさく思ったりする様子に使う。耳障りな音などと使う)
3)成功裏のうちに→重複表現「裏」は「うち」の意。「成功裏に」が正しい。
4)的を得た発言 「的を射た」が正しい。
5)一番最初 (一番と最初は重複表現)だから「最初」でいい。
6)取りつく暇もない (取りつく島もない)
7)気のおける店で飲む → 「気のおけない店で飲む」が正しい。
 「気が置けない」は,「遠慮したり気をつかったりする必要がなく,心からうち解けることができるという意味]
8)汚名を挽回する → 「汚名返上・名誉挽回・名誉回復」
9)押しも押されぬ → 「押しも押されもせぬ」
10)頭をかしげる → 「首をかしげる[傾げる]
11)口先三寸 → 「舌先三寸」
12)公算が強い(高い・濃い・確実) → 「公算が大きい
(「公算」は,実現する見込み。あることの起こる確実性の度合い)」
13)射程距離に入る → 「射程距離内に入る・射程内に入る」
14)白羽の矢を当てる → 「白羽の矢を立てる」
15)働きずくめで疲れた → 「働きづめで疲れた」
16)手の裏を返すように → 「掌(てのひら)を返すように」

何の世界も奥が深いものだ。
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