果樹に被害をもたらす「果樹カメムシ類」の越冬量が過去10年で最多だったことが分かった。
花粉が多い年は大量発生しやすいそうだ。
人体に直接の被害を与えることはないが、強烈な悪臭を放つ。
これから夏にかけて大量発生が予想されるようである。
これは昨年、幼虫がエサとして好むスギやヒノキの球果が豊作だったため、より多くの幼虫が成虫になったとみられる。
さらに暖冬によって多くの成虫が冬を越した可能性があるとしている。
カメムシは主に山林に生息するが、エサが少なくなると山林から下りてくるそうである。
カメムシの口にはストローのような針状の口器がついており、この口器を使って果物や植物の茎・葉などを刺し水分を吸って生きているので、吸われた実は傷ができたり、落果したりしてしまう。
臭いが果実に移り、食べることができなくなるようだ。
カメムシの寿命は1年ほどで、夏に卵を産み、世代交代する。
冬は落ち葉の下や民家の軒下、壁の隙間などで冬を越す。
農林水産省は4月に出した病害虫の発生予報で、中国、四国、近畿、南関東で発生が平年より「多い」。南九州と東海で「やや多い」と予想している。
● 悪臭被害
● 大量飛来
● 室内への侵入被害
● 農作物、植物への被害
● 人体への影響
カメムシは、白色を好んで飛んでくるので、明るめの白物の洗濯物に時折散乱している場合がある。
産卵と繁殖の季節4月から7月は見つけたら駆除しましょうね。