ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

柔軟に

2019-05-26 20:12:48 | 雑記
森 政弘 著「退歩を学べ」の中にあったものです。
 
氏が東京工業大学に在職中、学生に「氷が溶けたら何になる?」という問いかけをしたそうです。

何になると思いますか?
 
この問いにほとんどの学生は、“子供に聞くような質問はしないでくれ”と言わんばかりの顔をして、「水ですよ」と言うそうです。
 
多分私の答えも同じでしょう。
 
私たちは無意識でいると、枠に囚われてしまいがちですし、空気感のようなものが邪魔しているのかもしれません。
 
これに対し、著者の森さんは、「もちろん答えは『水になる』で間違いではないのだが、大学生になったのだから、一つ覚え的に、水になる、水になるとばかり答えないで、『氷が溶けると春になる』ぐらいのことを言ったらどうなんだ、と思うくらいだった」と述べております。
 
大人になるにつれ、観念が固定され、ものの見方やとらえ方が硬くなってくるものです。
 
面白い発想が出やすい環境というのは、親や上司が「おっ、それ面白いね~」と聞けるか、「何ふざけたこと言ってんだ」と一蹴するかで変わってくるといわれます。
 
柔軟な頭と心を持ち続けて行きたいものですね。
 
 
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