今年も40度にも達するような猛暑日が続いているので、熱中症を防いで快適・安全に過ごすためには、エアコンを使って室温を下げて置かないと危険です。
しかし、酷暑の中、エアコンが壊れてしまっては一大事。日々の暮らしもままなりません。
そこでエアコンNGの行為を再確認してみました。
NG行為① 室外機に直射日光が当たらないようにする工夫が必要ですが、室外機の上に物を置くのも原則としてNG。
遮光のためにネットなども販売されてはいますが、お薦めなのはすだれなどを少し離した位置に設置することだそうです。その場合も室外機の前は広く開けておくことを心がけましょう。
室内機の熱交換器を冷やす代わりに、室外機では熱が発生します。
室外機に内蔵されている大きなファンが回転しているのは、この熱を冷ますためなのです。
猛暑日などに室外機が熱くなりすぎると、こうした排熱がうまくできず結果的に室内機が冷やせなくなり、冷房効率が下がることがあります。
その時室外機に水を掛けて冷やしたり、上にモノを置いたりするのは当然NGです。
NG行為② 近年、見かけることが多いのがエアコン掃除の洗浄スプレー。
室内機の中に吹きかけるだけで熱交換器に付着した汚れが落とせるとされています。
しかし、こういったエアコン洗浄スプレーの使用は基本的にNG。
スプレーの成分がエアコン内部の電気系統に侵入した場合、故障の可能性もあるようです。
中途半端に取れたホコリが内部で固まって付着することもあります。
安易にエアコン掃除スプレーに頼るのではなく、エアコン内部からのニオイなどを感じたら、メーカーのメンテナンスや専門の業者への依頼がおすすめだそうです。
NG行為③ 電源をずっとつけっぱなしで使う事。
こまめに電源を落とすのではなく、「つけっぱなしにする」というのがエアコンの節電方法の1つです。
エアコンは室温を下げる時に、より多くの電力を消費する為、室温の維持を目的とする場合にはつけっぱなしの方が消費電力が少なくなるそうです。
外気温や部屋の構造、環境にもよりますが、一般的には30分程度の不在ならつけっぱなしの方がいいといわれています。
注意したいのは、このつけっぱなしの運転を長期で行う場合。
家族が交互に入れ替わるリビングなどは、24時間つけっぱなしになる事もあるかと思います。
しかし、エアコンは電源をオフにした時に内部クリーニング運転をしたり、お掃除機能が動作するため、エアコンがつけっぱなしになっていると内部のメンテナンスができません。
それだけフィルターにホコリが付着するという訳です。
また、つけっぱなし運転は、コンプレッサーや電気回路などへの負荷も大きくなります。
通常のエアコンは、夏冬に8時間ずつ動作して約10年使えるように設計されていますが、24時間稼働させるとその3倍の時間使うことになり、それだけエアコンの寿命がくるのも早くなってしまいます。
長時間エアコンをつけっぱなしで使う場合でも、定期的に電源をオフにして、内部のメンテナンスを行い、機器を少し休ませましょう。
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