yoshのブログ

日々の発見や所感を述べます。

ニホンとニッポン

2019-07-21 05:50:44 | 文化
「日本」の読み方には「ニホン」と「ニッポン」があります。2009年(平成21)、国会で「ニホンとニッポンはどちらか一方に統一する必要はない」とされ、麻生太郎内閣の閣議で、それが正式に決定されました。

「ニホン」と読む例:
   日本大学、日本相撲協会、日本棋院、日本将棋連盟、日本吟剣詩舞振興会、日本三曲協会、日本郵船株式会社、日本たばこ産業株式会社、日本国有鉄道、江戸日本橋。
   「ニホン」と読むのは、伝統文化を担う団体が多く含まれるように思われます。

「ニッポン」と読む例:
   日本銀行、日本放送協会、日本電信電話株式会社、日本通運株式会社、
大阪日本橋。なお、紙幣には”NIPPON GINKO” と記されています。
   上記の例には、私が今まで思い込んでいた読み方とは異なるものもありました
 
 スポ-ツの国際大会では、「ニッポン、チャッ、チャッ、チャッ」と声援するほうが威勢がいいようです。一方、一般的な使い方としては、「ニホン」の方が、慎ましくて良いという人もいます。

日本を外国語に翻訳する時、Japan(ジャパン)が基準となっており、「ニホン」とか「ニッポン」と翻訳されることは殆ど無いようです。
 因みに英語で小文字の”japan” は「漆や漆器」を指します。

ところで、「日本」が世界に通用している例が、わずかにあります。日本が初めて命名権を獲得した新元素、原子番号113の「ニホニウム」です。





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