山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘15年 南岐阜・紀州の探訪の旅 レポート <第18回>

2015-12-01 02:02:50 | くるま旅くらしの話

【今日(12/01・火)の予定】 

  道の駅:明恵ふるさと館 →(県道他)→ 藤代神社参拝 →(R42他)→ 湯浅町重伝建地区他探訪 → その先未定

 

【昨日(11/30・月)のレポート】

<行程>

 道の駅:くちくまの →(紀勢道)→ みなべIC →(R42)→ 切目王子参拝 →(R42他)→ 道成寺参詣 →(R42・県道)→ 道の駅:白崎海洋公園 →(県道・R42)→ 道の駅:明恵ふるさと館(泊) 走行103km

 <レポート>

天気:曇り後晴れ 

高速道路脇の一夜は、思ったよりも静かで、眠りには何の支障もなかった。紀勢道はまだ開通しているのは田辺とすさみ間だけであり、この区間は現在無料で通行できる。そのような状況なので、夜間に通行する車は少ないのであろう。このままであって欲しいと思うけど、そうは行くまい。朝の内は天気が定まらず雲の多い空だった。予報は晴れなので、大丈夫だろうと思った。次第に朝の空気が冷たくなって来ているのが分かる。もう明日からは12月なのである。

さて、今日の予定は王子社が二つとあとは日の岬と道成寺の参詣である。泊りは少し山の中に入って、San Pin中津という道の駅を予定している。8時40分出発。高速道路を走って無料区間は直ぐに終わり、阪和道の一区間を走りみなべICで下りてR42へ。南部(みなべ)は、日本一の梅の産地である。高速からも又降りてからも辺りは見渡す限りの梅林だ。花の季節にはこの辺りは馥郁とした香りで満たされる世界となるのだろうなと思った。R42を少し走って、切目という地区にある五体王子社の一つである切目王子社を探す。地図では道の左側傍というように記載されていたので、直ぐに見つかると思っていたのだが、そのような建物などは一切なく、通り過ぎてしまった。どうしようか迷ったが、折角の五体王子社なので、もう一度来た道を戻り、ようやく探すことができた。社は道の左ではなく、細い道を少し中に入った高台の森の中にあったのである。見方が悪いのか、地図がいい加減なのか、どちらなのか解らないが、困ったものである。それでもどうにか参拝が出来て良かった。

    

五体王子社の一つ、切目王子社の佇まい。照葉樹の森に囲まれて静かにその昔を偲ばせていた。ここではかつて後鳥羽上皇は歌会を開き、護良親王は一夜の宿を過ごされたという。千年以上もも前の話である。

その後はもう一つの王子社の塩屋神社を目指したのだが、これは見つけることができずパスすることにした。御坊市に入って、日の岬に行く前に道成寺に参詣することにして向かう。ここは彼の安珍・清姫伝説の舞台の場だった所である。それらしき場所の案内があったが、伝説がどんな真実を伝えるのか良く解らない。このような時はとにかく何でも信じる事にしている。境内には珍しい槙柏の大木や御神木のクスの老樹などがあった。三重塔も貫録を見せて聳立していた。名刹の風格のあるお寺である。

    

道成寺の仁王門。国の重要文化財に指定されているこの山門には、二対の仁王様が睨みを利かせている。

    

道成寺の本堂。境内の中央にどっしりと構えた造りの建物だった。

    

道成寺の三重塔。周辺には安珍・清姫物語の所縁の場所とされるものが幾つかあった。

参詣のあとは、日の岬に向かうつもりだったが、その前に白崎海岸という所にある道の駅:白崎海洋公園という所に行って、昼食にすることにして向かう。曲がりくねった道を上り下って、海に出て海岸をしばらく走ると、前方左側に白い巨大な岩が海の中に立っているのが見えた。更に進むとその先により巨大な白い岩が海にせり出た場所があり、そこの中に広場が造られ、道の駅とキャンプ場などがあった。雰囲気的には宮古の浄土ヶ浜の感じがしたが、こちらの岩は白いと言っても浄土ヶ浜には及ばないようだ。車を留めて外に出ると、売店の方からわけのわからぬ音楽がドでかいボリュームで流れていた。壁に取り付けられたスピーカが特大音でガ鳴っているのである。少しもくつろげる状況ではなかった。たまりかねて、事務所に行き、もう少しボリュームを下げてくれるように頼んでみたのだが、さっぱりコンの表情で、笑っているのである。店の中にも同じ音楽が流れているのだが、こちらの方はボリュームを下げて抵抗なく聴けるのである。来訪者の気持など斟酌無用という対応だった。これじゃあ、どうしようもないと、ここで休むことは止めにして、別の場所を探して移動することにした。改めて地図を見たら、明日泊る予定にしていた道の駅:明恵ふるさと館が意外と近いので、今日は日の岬と道の駅:San Pin中津に行くのは止めることにして、明恵ふるさと館に行き、ミカンなどを手に入れることに変更する。この地は有田川町の一角にあり、付近は殆どがミカン山やミカン畑であり、品質の優れたミカンが安価に手に入るのである。

13時頃に到着して、そのあとはもう休養日とすることにした。ミカンを買い入れ、明日納入分の注文を済ませ、その後はグータラに過ごすこととなった。明日で熊野詣跡の探訪は一応終了となる。明日は残っている五体王子の藤白神社に参拝し、湯浅町の重伝建エリアや熊野参詣の所縁の地などを訪ねるつもりでいる。これで、今回のメイン目的はほぼ達成されたことになるので、帰途を考えることになる。さて、どうするか。一応未だ1週間ほど予定よりも時間が余っているので、ただ帰途を早めるのではなく、もう少し欲張って過ごしたいとは思っている。さて、どうなるか。明日には決めなければならない。

コメント
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