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蓬莱に初日さし込む書院哉 漱石
写真の掛軸は
林文塘 ハヤシブントウの蓬莱山
林 文塘 ハヤシブントウは
(1882~1966)
日本画家。
明治15年京都市生まれ。
本名は幸三郎。
山元春挙に師事する。
大正8年に井口華秋・池田桂仙らと
自由な制作をめざして日本自由画壇を結成する。
昭和41年歿。84才。
蓬莱山ホウライサンとは
中国,古代における想像上の神山。
三神山 の一つ。
三神山とは蓬莱,方丈,瀛エイ洲のこと。
山東地方の東海中にあり,
仙人が住み,
不死の薬をつくっており,
宮殿は金玉,
白色の鳥獣がおり,
玉の木が生えているとされた。
しかし,遠く望めば雲のようであり,
近づけばどこへか去って,
常人にはいたりえないところという。
前4世紀頃から盛んにいわれるようになり,
神仙思想の原型となった。