村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

花のいろいろ 虫の声々

2022-10-02 23:45:16 | Weblog

 源俊頼
様々に 心ぞとまる 宮城野の
花のいろいろ 虫の声々

堆朱の香合の甲に模様がある
きっと何かしら意味があるのだろうと
ずっと前から思っていたが
特に調べもせずいたところ
それをお弟子様の秋さんから、教えてもらった

「松の木の下に
人物が二人いるのよ」
それだけで
それは
松下問童子というはなし

「尋隱者不遇」 賈島カトウ
松下問童子
言師採藥去
只在此山中
雲深不知處

「隱者を尋ねて遇アワず」
松下ショウカ 童子ドウシに問う
師シは薬を採トりに去サると言う
只タダ此コの山中サンチュウに在アらんと
雲深く處知らず

賈島 カトウ … 779~843。
中唐の詩人。
范陽(河北省涿州市)の人。
字アザナは浪仙ロウセン。
はじめ僧となり無本と号したが、
のちに韓愈に詩才を認められて還俗ゲンゾクした。
長江(四川省蓬渓県)の主簿に任ぜられ、
のち普州(四川省)の司倉参軍に転任となったが、
赴任しないうちに卒した。
「推敲」の故事で有名。『賈浪仙長江集』十巻ある。

賈島カトウの詩「尋隱者不遇」を
香合の図柄にしたものだったと

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 身にしみて秋は知りにき | トップ | 秋の空 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事