村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

藤原道綱母ふじわらみちつなのはは

2016-09-18 22:41:32 | 女房三十六歌仙
藤原道綱母
フジワラミチツナノハハ
936-995
平安時代中期の歌人。
藤原倫寧の娘。

藤原兼家の妻の一人
子は道綱

『蜻蛉日記』は
兼家との結婚生活の
様子などをにつづった。

小倉百人一首では
右大将道綱母とされている。
小倉百人一首
歌番号53番

なげきつつ
ひとりぬる夜の
あくるまは
いかに久しき
ものとかはしる

兄・藤原理能の妻は
清少納言の姉

姪の菅原孝標女は
『更級日記』の作者


藤原氏の家系図を頭に
すっぽり入れておくと
何かと便利だが
そうそう入らない
これからは悲しいが
ますます覚えられなくなるだろう



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百合子姫の濃茶席

2016-09-18 00:39:05 | 茶事 茶会 
このところ不安定なお天気
今日の茶会は如何かと
心配したが
なんのなんの心配無用の
良い天気
茶会の写真を撮るつもりが
すっかり忘れて
一枚もない 

この写真は
茶会の行きがけ
空き地に咲いている
芙蓉がふさふさと
あまりにも綺麗だったので
撮ったもの

百合子様は
濃茶席を担当なさるよし
はじめに通されたお席に
掛かるお軸は
近衛文麿の和敬清寂
その文字は風韻高く
気持ちの良いこと
さすが近衛様

緑を愛でつ
露地を進みますと
待合は
広瀬露香の和歌の軸
(1839~1908)
幕末船場の両替商
「千草屋」の当主だとか
なるほどそういえば
掛軸に千艸の印があった
近代大阪財界人、数寄者
趣味は多趣味で31もあった
大通人だそうな


菓子は美味美麗
薄桃色の着せ綿で
菊の霊力を頂戴する

本席の掛物は
川上関雪お家元の
嘉寿
命長しことを喜ぶとあり
誠に 
その通り

花入は
魚耳の胡銅
花は
秋明菊に白の秋海棠
床の真ん中にきりっといけられ
さわやかだ
香合は時代の
籠地行李蓋鉛青貝蔦蒔絵八角香合
近く寄ると
籠の繊細な編み目に
蔦の蒔絵が美しい

水指は耳付の高取
茶碗は黒楽
茶入は朝日

茶杓の銘は佳日
まさに
その通り

百合子姫の茶の風情の
上品ですっきりと
また優しく嫋やかな
ことよ

今日は
佳き 一日なる
満足



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