ちなみに、最近の認知心理学では、人間には自分の客観的評価をしっかり記憶しておく特別の記憶機構がある、という仮説が提唱されています(二〇〇二年 スタンレイ・クライン、ケイス・ローゼンダール、レダ・コズミデス『社会認知神経科学 自我の分析』)。
人生保持機構は(拙稿の見解では)、他人の人生も自分の人生も、基本的には同じように認知し記憶する仕組みになっている。それは客観的な視点から、特に社会との関係でのその人生の位置づけを決めている。つまり私たちが持つ人生保持機構には、社会という記憶空間の内部でのその人生の軌跡のようなものを認める機能があるようです。
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