三田の慶応大学キャンパスの西の屋上にイサム・ノグチの石彫があります。人の大きさくらい。「無」と題されています。たぶん1950年ごろの作品のようです。学生も来ない屋上の片隅の石像はその題の通り無になっているようです。ノグチは日米のハーフで、米国で有名になった世界一級のアーティストですが、日本では弟子がいないせいか、今は忘れられていると言ってよいでしょう。だれもが知る慶応大学にありながらその大きな作品はだれにも知られていない。歴史の皮肉のような存在です。
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三田山上に残るイサム・ノグチの芸術
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ノグチ・ルーム再び