セーヌ川河口域を侵略したバイキングは、フランスにノルマンディ公国を樹立(九一二年)しました。侵略された地方は、当時フランス王の武力が及ばず、無防備な土地が多かったようです。結局、バイキング船による略奪襲撃のリーダーであったバイキングの貴族が、ノルマンディ地方の都市を乗っ取って領主を名乗るようになり、ノルマンディ公と称して名目上、フランス国王の部下になりました。このノルマンバイキングの王侯貴族は、フランスの文化に取り込まれ、数世代もするとフランス語の方言(ノルマン語と呼ばれる)を話すようになりました。

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