私たち人間は、ある場面での自分の身体運動の興奮をその場面の状況とともに記憶できます。おそらく多くの哺乳類、あるいは鳥類も、これができるのでしょう。動物の観察からその証拠を見つけることができます。それらの動物の中でも特に人間は、自分の身体運動ばかりでなく他の人間あるいは物事の運動や変化をも仲間との運動共鳴を使って記憶できます。これが物事の概念を作り、さらには言語の基礎になっていきます(拙稿18章「私はなぜ言葉が分かるのか」
)。
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