(新サブテーマ)
哲学する人間を科学する
猿は哲学しません。人間だけがそれをします。
人間という動物は、なぜ哲学するのでしょうか? なぜ世界の真理を知りたがるのでしょうか?
そもそも、猿と同じように動物の一種でしかない人類が、なぜ世界の真理を知ることができるのでしょうか? 明らかに他の動物は、鶴も亀も、猿も、世界の真理など理解できません。理解しようともしません。動物の中で人類だけが、世界の真理を知る、などということができるのでしょうか? 鶴も亀も、人類も、それぞれが住む環境で、生存と繁殖に有利な身体を持ったから今存在しているのです。動物というものは、栄養をとって成長し、交尾して子を産み育てる。それだけのはずです。世界の真理を知る能力を持つことで過去の人類が、原始生活の生存繁殖で有利になった、とは思えませんね。だから、そんな必要ない能力は現代人にまで遺伝しているはずはありません。実際、人類は世界の真理を知ったわけではありませんし、むしろ知りたがっただけで、間違えてばかりだったのです。
それでは、知ることができない世界の真理を知りたがる、間違えてでも知りたがる、という身体を持ったことが人類の生存繁殖によかったのでしょうか?
拝読ブログ:大人の科学 Vol.15 紙フィルム映写機
拝読ブログ:<鶴と亀>